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復興支援 #ダム際ワーキング レポートat 長島ダム with 静岡県社労士会磐田支部様

2022年11月5日土曜日。
秋晴れの空の下、静岡県川根本町長島ダムにて #ダム際ワーキング の講演とグループワーケーションを行いました。#ダム際ワーキング の事例としてレポートします。

なお、#ダム際ワーキング については専用サイト(by 浜松ワークスタイルLab)もあわせてご覧ください。

秋晴れの長島ダム(川根本町)

今回の #ダム際ワーキングは、静岡県社会保険労務士会(以下、静岡県社労士会)磐田支部さまの研修会として実施。
他支部の社労士先生も参加される、越境を体現したオープンスタイルな学習プログラムと相成りました。

川根本町さま、川根本町に移住され地域活性に全力投球なさっている髙梨太(たかなしふとし)さまのご協力のもと、今回の #ダム際ワーキング 研修会を実現することができました。

参加者の皆様は、金谷駅からバスをチャーターされ、長島ダムふれあい館に集合。
(2022年11月5日現在、大井川鐡道の金谷~千頭間は台風15号の被害により運休中です)

長島ダムふれあい館。一部を #ダム際ワーキング スポットとして一般開放しています

長島ダムふれあい館は、2022年4月29日より #ダム際ワーキング スポットの運用を開始(1階と2階、計2か所)。

長島ダムの堤体を眺める、絶景空間にテーブルとチェアと電源コンセントを設置し、観光や出張ついでに誰でも気軽に仕事や読書などが出来る環境が整い始めています。

▼長島ダムふれあい館 #ダム際ワーキング スポット開設の新聞記事(静岡新聞)

夏にはテラス席も増設。そして、この秋にはFree Wi-Fiも開設
さらなるワーキング環境の充実に向け日々進化しています。

長島ダムふれあい館。#ダム際ワーキング 環境の拡充にあわせてWi-Fiも開設

今回は1階の #ダム際ワーキング スポットのすぐ隣の研修室で1時間の講演を行いました(講演部分は私たち、浜松ワークスタイルLabが担当)。

長島ダムふれあい館の研修室。窓の向こうにはダム堤体の雄姿!

ダム堤体を眺める、登壇者(私)にとってもテンションの上がる絶好のワーキング環境です(笑)

静岡県社労士会磐田支部 橋本安弘(はしもとやすひろ)支部長による冒頭挨拶

冒頭、橋本安弘(はしもとやすひろ)支部長がご挨拶。この #ダム際ワーキング 研修会の実施に至った背景や意義などを熱くご説明されました。

越境学習×ワーケーションの講演の様子

橋本支部長からバトンを受け取り、私たち(沢渡あまね及び浜松ワークスタイルLab)による講演。
今回のテーマは『越境学習×ワーケーション as 組織開発』

書籍『新時代を生き抜く越境思考』をベースに、越境学習とワーケーションの、組織開発・地域開発やダイバーシティ&インクルージョンなどにおける意義と効果を実体験と提言を交えてお話ししました。

20名近くの社労士先生がご聴講

講演はZoomにて録画。後日、静岡県社労士会の皆様にも共有される予定です。ハイブリッドスタイルの越境学習プログラム!

お昼ご飯は、ダムカレー。

大井川鐡道 千頭駅の近く、cafeうえまるさんダムカレーを今回は特別にダム際にデリバリーいただき、給食スタイルで研修室とテラスでいただきました。
(※通常は長島ダムふれあい館での飲食は、ペットボトル飲料を除いて禁止です) 

セルフ長島ダムカレー。cafeうえまるさんによる特別デリバリースタイル
ダムカレーとジビエがダム際の食卓を彩ります

勉強と美味しい食事の後は運動。長島ダムの周囲を散策(軽く登山)しました。

しぶき橋から長島ダムの堤体を眺める
フォトスポットで気鋭の社労士先生たちと記念撮影

ダム散策の後は長島ダム駅に集合。南アルプスあぷとライン(大井川鐵道井川線)に乗車し、奥大井湖上駅を目指します。

長島ダム駅に進入する南アルプスあぷとライン(大井川鐵道井川線)のトロッコ列車
トロッコ列車の車窓風景。長島ダムの湖上に浮かぶ奥大井湖上駅へ

長島ダムの湖上に浮かぶ、奥大井湖上駅で下車。
付近を散策する人、湖上駅のカフェ(週末営業)でお茶を飲んで寛ぐ人、それぞれの時間を楽しみます。

なお、奥大井湖上駅も近々 #ダム際ワーキング スポットになる計画があるそうです。

奥大井湖上駅で記念撮影

今回の #ダム際ワーキング 研修会、もともとは9月24日に実施予定でした。
ところが当日は台風15号が静岡県一帯を直撃。延期となり、この度の開催と相成りました。

その台風15号により、長島ダムのある川根本町も大きな被害を受けました。
いまもなお、大井川鐡道の本線(金谷~千頭)は運休中であり、金谷と川根本町を結ぶ国道も通行止めが続いています。

そのような状況下、中止にせず、研修会を兼ねて川根本町に足を運んでくださり、地域のお店で食事をし、地域の鉄道に揺られ、現地でたくさんお土産を買ってくださった静岡県社労士会の皆さまに改めて感謝申し上げます。

一刻も早い地域インフラの復旧を祈りつつ、この #ダム際ワーキング 研修会が少しでも復興支援の意義を持てたならば何よりです。

長島ダムの凛々しい横顔。さまざまな景色をお楽しみください
長島ダムの天端(てんば)からダム愛を叫ぶ

ダム関連施設の多目的利用は、国土交通省が提唱する「ハイブリッドダム(仮称)」の目指すところでもあり、このような実績ができたことを大変嬉しく思います。

全国各地のダムを有する自治体でも、同様の取り組みが広がっていったら幸いです。

静岡県社労士会磐田支部の皆さま、参加いただいた他支部の皆様、川根本町の皆さま、髙梨太さまに改めてお礼申し上げます。

私たち浜松ワークスタイルLabも、人材開発、組織開発に取り組む人たちの新しいカルチャーとして、#ダム際ワーキング の普及推進に力を入れていきたいと思います。

これからもはたらく景色、組織の景色、業界の景色、地域の景色を変えていきましょう

【お知らせ】2022年12月12日、2023年1月19日には浜松・佐久間ダムを舞台にした、 #ダム際ワーキング × 越境学習ツアーも開催されます。奮ってご参加ください(1月19日の回の告知は間もなく開始します)。
(実施主体:静岡放送様)

以下は参考書籍と関連コンテンツです。