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DX、そりゃハードル高いでしょう。だって主力プレイヤーの交代を伴うのだから

(最後におまけコメントあります。是非最後まで読んでください!)

タイトルの通りです。

DX、デジタルトランスフォーメーション。

大組織やいわゆるJTC(Japanese Traditional Companies)と呼ばれるレガシーな組織ほどそりゃハードル高いでしょう。

なぜなら、本気でDXしてビジネスモデル変革するなら、主力プレイヤーを交代しなければならなかったりする訳ですから。

いままでのやり方では勝ち続けることができない。
いままでのやり方を捨てる。
いままでとは異なる、新たな領域にチャレンジする。
でもって、新たな勝ちパターンを生み出す。

それがDXであり、ビジネスモデル変革の本質ですよね。

そのためには、今まで権限を持っていた人とはまったく異なる特性・感性・能力・経験などを持っている人に、正しくエンパワーメントしなければならないわけです。

でもって、それって相当嫌がられますよね。

人口が多い組織であればあるほど、どこからともなく抵抗する人たちが出てくる
ときに、陰湿な嫌がらせでもって、変わりたくない人たちが本来エンパワーされるべき人を追い出そうとしたり、足を引っ張ったりする。

さらに、もはや役割を終えた高齢な役員や組織長が権限を手放そうとしない

それだけで相当ハードル高いですよね。

本気でDXしたいなら、ビジネスモデル変革したいなら、
経営トップは覚悟を決めなければいけないのですよ。

経営陣や現場としつこく対話し、しつこくビジョンニングする覚悟を。
異なるプレイヤーにエンパワーメントする覚悟を。
役割を終えた権力者の権限を引き剝がす覚悟を。 
・それでも抵抗する経営陣や社員を追い出す覚悟を。

別に退任しろ/させろとは言っていません。

エンパワーすべき、新たなプレイヤーに「あなたに任せた!」と気前よく権限とお金(活動資金源)を渡す。そのようなスポンサーとしての役割を果たすことができるのなら、居続ける価値はあるのではないでしょうか。

そういった覚悟がトップや経営陣にありますか?

そういう話です。

その他、DXの主にX(組織変革、カルチャー変革、マインドシフト)の部分をどう進めていくかについては、以下の2作品にぎっしり綴りましたので読んで/読ませてください。あるいはズバっと講演します。

DXの本質については、『組織変革Lab』でもじっくり講義及びディスカッションしています。

日本の経営者のみなさん、組織長の皆さん。
そろそろ本気で覚悟決めてください/決めさせてください

沢渡と一緒に組織内に変革世論を形成していきたい方は、こちらにお越しください↓

<おまけ>
ちなみにこのブログ記事は、長島ダム(静岡県川根本町)の長島ダムふれあい館にオープンした #ダム際ワーキング スポットで書きました。いやー、景色を変えると仕事が捗る! 皆さんも来て、見て、試して発信してみてください。トランスフォーメーション!