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しれっと仕事始めです。

2025年1月4日です。しれっと午前の早い時間からオンラインMTGしてます。
2025年も前触れも気負いもなく仕事始めが始まってしまいました。
今年は脚本、チーフプロデュース、チーフ演出を担いましたドラマ「未恋〜かくれぼっちたち」が1月9日(木)深夜よりFOD配信、地上波(関西テレビ、フジテレビ)放送がスタートします。皆さま何卒よろしくお願いいたします。

この企画はですね・・・2023年の秋頃からかな?始動は。はじめはシンプルで、わかりやすくて、気軽なラブコメディを作る予定だったのです。それがですねいつの間にかこじれた物語になりました。主人公のキャラクター造詣も拗れてまして、物語構造自体も拗れています。


具体的には・・・観ていただければ、ですが。今回自身の創作過程の中で新鮮かつ意外だったのは、自社の若手=後輩=Z世代の若者たちの〝もがく姿〟にインスパイアーされたことです。少しだけ制作の裏側をお話しますと・・・作品の舞台が出版社の漫画編集部ということで劇中に沢山の漫画原稿、キャラクターが小道具として登場します。


その多くは本物の漫画家の先生、それも連載を持っているプロの漫画家の先生たちにご協力をいただいております。その中に紛れて・・・私の後輩が、本作のプロデューサーも兼ねているのですが弊社の後輩が!1作品を手がけております。
さらには!まぁ私も全10話中で1話だけ脚本を書いているのですが・・・なんと!私以外にも私の後輩が、これまた弊社の後輩が1話脚本を執筆しております。彼、彼女たちはともに20代、そう本作の登場人物たちと同じZ世代です。


ともに漫画家になりたい!脚本家になりたい!という夢を持ちながらそこには至らず、就職したこの2人は、会社員として与えられた部署で、ルーティンワークを精一杯こなし、就業時間外で自身の創作活動を続けています。決して声高にアピールするわけでもなく、決して無計画に会社を辞めるわけでもなく、もちろん夢を諦める訳でなく、コツコツと自身の歩みをゆっくりだけど進めながら・・・。
第2次ベビーブーム世代、ロストジェネレーション世代の私などは生まれた時点で兄弟も多く、同級生も多く、食卓でも学校の給食でも競争を強いられ、受験、就職と自身の空虚なアピールを声高に煽り、他人を蹴落として自らの目標を勝ち取ることを是としてきた半生を振り返ってみると・・・彼や彼女の純粋で頑なな歩みが本当に輝いて見えたのです。まぁこんな世代格差を論じてみても所詮は結果論で、どちらかが正しくて、どちらかが誤っている訳ではなく、そいういう時代に身を置いてそれなりにもがいただけなんですけどね。
それでも
・・・自信も夢も希望も野心だってもちろん心に秘めている、けれどもその心に秘めた想いを言葉にするはしたくない。言葉にした途端、それが消えてしまうかもしれない・・・から。
そんな若者たちを丁寧に描きたくなり、「未恋〜かくれぼっちたち〜」という物語が生まれました。

決して、センセーショナルな事件は起きません。裏切りも、復讐も、サレたり、シタりもないです。
誰かが、誰かを必要としている・・・そんな時に心に寄り添える作品になったと思います。
お時間が許せば是非ともご覧いただけますと幸いです。

さてさて、不定期に徒然に書いておりますこのNOTE。次は本当に次代を担ってくれるであろう!本作の若手俳優たちのこと、そしてその次は本作のようなオリジナル創作のこと、作品と原作のある2次創作のことなども書いてみたいと思います。

それでは週明けから、ドラマ「未恋〜かくれぼっちたち〜」後半の仕上げ作業、そして3月クランクインの新作ドラマの準備に入ります!







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