野々宮 雨音

日記や、俳句、詩を書いていこうと思います。マイペースに。 どうぞ、よろしくお願いいたし…

野々宮 雨音

日記や、俳句、詩を書いていこうと思います。マイペースに。 どうぞ、よろしくお願いいたします。

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澄み切った碧色の眼は、涙で滲んでいた。 向日葵のように明るい笑顔は、今日、ひどい悲しみに変わっていた。 知性が光る弾むような声色は、とぎれとぎれになり、 灰色に覆われ、悲しみの底へ溺れかけてしまいそうだった。 どうか、助けてください。 大切な人が悲しむ姿を、これ以上、見ていられるでしょうか。

    • 渦巻き

      さみしくないと言った君の声  鋭い眼光の奥に見える愛の影 乾いた咳はすぐに色褪せ 誰の便りも届かない 飴色の水は涙にならず 注がれる夢は泡となって消えた 無数の音は無音になり 君の声は無数になって飛んだ 無数になって飛んだ

      • 五節句

        改めて調べた 節句(せっく)とは 節句とは、古代中国の陰陽五行説を由来として日本に定着した暦。 伝統的な年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日のことだそう。 一月から九月までの奇数月で行われる、五節句。 一月七日  七草の節句      三月三日  桃の節句 五月五日  菖蒲の節句 (端午の節句) 七月七日  笹の節句  (七夕) 九月九日  菊の節句  (重陽の節句) 正直なところ、人に「○○の節句は?」と聞かれれば、詳細は分からず、何となく名称と行事、

        • 缶の蓋 わずかに開けて 手を合わす

          日々の忙しさで、NOTEをずっと離れていました。 仕事終わりの夜遅く、椅子に座ってようやく小説の執筆をはじめようとしても、読み返せば読み返すほど、作品がつまらなく思い、まったく身が入らない始末。 これではダメだと思いました。 やりたいことができていない。 仕事のことで頭がいっぱいだったり、人間関係などで考えることが多かったりすると、なんというか、硬くなります。思考も身体も。 八月、墓参りも行けず、「二の次にしてごめんなさい」と、実家の仏壇で手を合わせ、頭を下げてきま

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        • 自由詩的なものを。
          5本
        • 日記
          16本
        • 三句集
          6本
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          7本
        • 読み返したい記事。
          20本
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          16本

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          梅匂う

             春の月 一朶の思い 巡り合う

          加油! ※オリンピックネタではありません。

          仕事が終わり、「今日は混雑していなさそうなお店を探して、外食しよう」ということになった。前日の天気予報通り一日中天気は悪く、夜になっても冷たい雨が降り続いていたが、さすが三連休の最終日。コロナの影響は感じることもなく、交通、飲食店ともに混み合っていた。                       「どこか、空いてるとこないかな~。あっ、そういえば。このあいだ行った、中華料理店でも行こうか」                         私が薄笑いを含めてそういうと、主人も「

          加油! ※オリンピックネタではありません。

          寒空 散歩 一句

          灰色の寒空が広がり、枯れ木が静かに佇んでいた。 マスクをあごにひっかけ、一時、歩く足を止める。 冬の夕暮れはどこか物悲しい気持ちにさせる。 ムクドリの鳴き声が、電線近くからちらほらと聴こえてきた。 暗がりの訪れを知らせているようだ。 マスクをまた着用し、ゆっくり歩き始める。 猫を発見。 「あ、この猫、去年に会った猫だ」 顔を見て、すぐに分かった。 こちらは覚えていた。 向こうは覚えていない。 毛糸玉のように丸まって、風に逆らうようにしゃがみ込んでいた。

          寒空 散歩 一句

          つぶやき  一遍

          冷たい指先は 寂しさをなぞる 流れて消えるまで 寂しさをなぞる かつて見た夢は病に沈み 穏やかに目を閉じ 穏やかに眠る 人はなぜ夜空を見上げるのだろう 星の輝きは 夢の続きと似ている

          つぶやき  一遍

          聖夜  一句。

          こんばんは。 クリスマスイブは、どうお過ごしでしたか。 住んでいる地域は、今そんなに寒くないので、助かっています。 ああ、明日も仕事だ。 ああ! それより、執筆の方が大変だ。 いよいよ 12月25日の一週間後は、年が明けますね。 来年は、どんな年になるのでしょう。 いい年にしたいです。 あぐらかき ミカンの皮向く クリスマス                                              以上でした。

          聖夜  一句。

          大根と 冷えた太腿 温める  冬一句

          寒くなってくると、お風呂がつらい。                 シャワーだけで済ませなくなるし、湯船につかったら、なかなか出られなくなる。 髪の毛だって乾かすのが面倒だ。     温泉は大好きだが、このご時勢なかなか行けない。 せめて、温泉めぐりの入浴剤を使って、温まろう。 おっと、 その前に、おでんの大根も温め直して、温まろう。 夜更かしは、ほどほどにして。

          大根と 冷えた太腿 温める  冬一句

          NOTEをやめられた方がいた。とてもショックで寂しい。 でも、今までの感謝の気持ちを伝えられた。 きっとまた、ネットのどこかで会えたらと願います。 頑張ってください!

          NOTEをやめられた方がいた。とてもショックで寂しい。 でも、今までの感謝の気持ちを伝えられた。 きっとまた、ネットのどこかで会えたらと願います。 頑張ってください!

          秋雨に 濡れた落ち葉は 燃え尽きぬ

          父親を思い 一句。 私自身、もともとアウトドア派(街中、人混みは苦手)ですが、主人は  インドア派。 慣れてくると、なかなか楽しいもので、趣味も行動範囲も変化していきます。今はNOTEがあり、小説をかき、なによりみなさんの記事や作品を見に行くことが楽しみです。インドアな生活も楽しいです。 このあいだの休みは、予定のない暇な日でした。 「たまには父親へ会いに、実家へ行こう」と思い、向かうことに。(母親はいつも留守で、趣味に習い事教室に大いそがし) 父親は元気そうで何よ

          秋雨に 濡れた落ち葉は 燃え尽きぬ

          月食  一句。

          昨日、運よく見られた月食。 部分月食でも、ほぼ皆既月食に近かったですね。 仕事を抜け出して眺めていました。 あやしく、幻想的でしたね。 次回、同じくらいの(深い部分まで隠れる部分日食)が見られるのは、65年後の2086年らしいです。 私たちにとっては65年後となると、半世紀以上。             自分の年を数えて驚き、「もっと先のことだなぁ」なんて思ったりもしますね。 宇宙は広大で、もっと果てしがないです。 2021年11月19日 11月19日なので、

          月食  一句。

          ハイクラス!

          先日、お洒落な瓶に入った、「クラフトコーラ」なるものを頂いた。 飲んでみたら、メーカー・種類にもよるのだろうが、苦手なタイプの味だった。ルートビアという湿布の味したコーラみたいな飲み物。 きっと高かっただろうに。  申し訳ないが、おいしくない。(ルートビア贈ってくれた旧友もゴメン!) 本日、日本製のタッパーを買いに、100円ショップへ買い物に行った。  喉の乾燥も気になるので、ついでに目に入ったのど飴を購入。  家へ帰って、手羽先を食べながら生ペプシを(アルコール

          ハイクラス!

          カサカサ寒い風。

          二作目執筆中。なかなか思うように進まない。 風は冷たいし、懐もやや寒い。 不要な外出は避け、厚着して、財布の紐もぎゅっとしばろう。 最近、楽しいことは、とくにない。 良いことも、とくにない。 平和でいいことだ。 部屋の窓辺で、気持ちよさそうに、陽ざしに当たるゆずの木。 育っているのか分からぬが、玄関先で元気にしているパイナップルの葉。 平和だ。 もうあと少しで一年が終わるのに、これでいいのか。 たぶん、これでいいのだ。 平和だ。 いや、よくない。 ざ

          カサカサ寒い風。

          夕暮れ時 風揺れ誘う 化けススキ

          一句です。 十一月に入り、風が寂しく草木を揺らして通り過ぎていくこの頃。 日中日差しがあると暖かいですが、夜は暗くなってくると肌寒いですね。 どうぞ皆さま、身体を冷やさないように気を付けてお過ごしくださいませ。  このあいだ、散歩中に、お化けススキを見つけました。 ススキにもいろいろな種類があるそうですが、なかにはススキの様でいて、ススキでないものもあるそうです(主人は知っていました、葦:アシ・ヨシ、荻:オギという植物。ススキと少し似ていますが、ススキではありません

          夕暮れ時 風揺れ誘う 化けススキ