【AZ】インタビュー 松永英樹(アーティスト)
作品を一目みてまずは、緻密さに圧倒される。緻密であること、それは、どういう意味を持つのか。そう、鴻大な集中力と精神力が松永さんにはある。日にちを跨げば、感情は変わり、昨日と同じ感性とは限らない。しかし、松永さんの線画は、己のそれらを受け入れながら、流動的で柔軟な作画であると感じる。ライブペイントでは、人々の視線の中、そして気配の中であろうとも、松永さんの世界観を崩すことなく描きつづけていた。そこには、揺るがずストイックな創作力があるのだ。
──自己紹介をお願いします
松永英樹です。線画とペイント作品を制作しています。
──創作の中で意識していることやコンセプトはありますか?
線画は一つ形を描いてから次の線を加えて形として組み合わせながら描き進めます。、頭の中のイメージと実際の状態が一致することは殆どないので視覚で実際の状態を見ながら、方向性、次に行う作業を決めていきます。ペイント作品の場合
即興的、粗雑でほぼその場限りで思うまま、気持ちの赴くままの作業になります。
──普段、どのようなことからインスピレーションを受けますか?
手元に描けるものを紙や素材を数種類、置いておく必要があります。作品の材料を自分の目で見てからイメージが湧く感じです。この紙、あるいはこの材料で何枚、あるいは何体、作品を作るか、が、最初の目標となるので、インスピレーション自体はあまり湧きません、あえて言うならば焦りや嫉妬など不安定な感情がエネルギーとなり突発的に描き始める事はあります。
──今回AZに出品いただく作品について教えてください。
初めての参加になりますが、la potto. tetoで取り扱いをされている狐の面を使用して作品を制作いたしました。過去の展示を拝見させて頂いた経緯もありその上で今回の作品はAPARTMENT ZOOの初期の雰囲気に近いと感じています。
──今後の活動ビジョンを教えてください。
近年は他の作家の方々とコラボする作品を制作しており、制作の柱となっております。線画、細密画、ライブペイントに関しては展示する、しないに関わらず、目標枚数を決めており、今は一定数の作品を揃えことを目的にしております。
松永英樹(アーティスト)
INTERVIEW 2024.2.14
APARTMENT ZOO vol.6
会期:2024年3月9日〜3月23日
会場:アート&スペース あまねく
住所:静岡県静岡市葵区鷹匠2-10-24 AP2F 1号
開館時間:12:00〜17:00
休廊日:月・木
グーグルマップで検索する場合は「la potto. teto」でご検索ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?