天狗面(下の子の俳句*日記)
プレバトで俳句をやっているのを久しぶりに見た。
「いつも見てなかったのは、私がテレビを消してるからか!」
だんながテレワークの関係で家にいるからだ。
あまり詠んで詠んでと言いすぎると嫌になるかなと思って、最近黙っていたのだが、下の子がプレバトを見ながら一句出してきた。
からあげの 見ても嬉しや 春の声
正直、あまり感心しなかったのだが(状況がよくわからない。お花見の席?ちょっとつながらない)、詠んだら一応、とっておくことにしている。
そのあと、俳句はやっぱりいいねという話をしていた。
寝ころんで、携帯の昔の写真を見ながら
「これは俳句的な写真じゃない?」
と言うと、顔をしかめてじーっとしている。
「ダメだった?」
「待って!黙って!今考えてるの」
あさはかに 枝につるされ 天狗面(下の子)
私「??」
下の子「もみじが天狗のお面みたいだから」
私「!!」
手に手に持ちし ちひさきもみじ(悠)
もみじが天狗のお面なわけではなくて、連想したのだろうな…。この写真を見て、
あさはかに枝に吊るされ天狗面
を出してくるとはなあ。
でも結局、よくわからない。なぜ天狗面なのか、どういう状況なのか。でもそこをどう教えていいのかわからないし、今はこれでいいんじゃないかという気もする。
この俳句だけが独り歩きをすれば、まるで枝に奇妙に忘れ去られた天狗のお面がかかって揺れているようなイメージを与える。
私「お話が出来てしまいそう~!」
下の子「ダメ!お話にしないで!」
釘を刺されてしまった。
下の子「これはお話なんかがつかないからいいの!」
私「春に秋の俳句それもよし」
下の子「春と秋って似てないかな?」
私「そうかもしれないね」
* * *
あとはばらばらと…。
目にも見よ あざやか染まり 窓の外(下の子)
春の嵐に散りゆくさくら(悠)
#和歌
まだ青きやまのふもとにふじのはな
(この前見た青い藤の花をまだ覚えているんだね)
#俳句
しらなみのうつる水面にそらのいろ
なのはなに七つのまるがとんでゆく
(てんとうむしのことらしい)
#俳句 #あつ森
プリン食べ秋を愛でればモンブラン
ショートケーキのいちごの赤さ
(ケーキ屋さんです!という句だな)
#和歌
階級はみずのとみずのえまだ先に
下の子「実はね…さっきの天狗の面ね、うろこだきさん(鬼滅の刃の天狗面をかぶったキャラ)から連想したの…」
私「は~ん、何となくそうなのかもねって気がしたわ!」
突然天狗面が出て来る、連想があったはずと思った。
こんな記事を書いていたら、さっき出てきた。
予感はうそとほんとの間にある
#自由律俳句
俳句も、もっときちんとまとめてあげたいな~と思いながら日々を過ごしている。
追記:記事内にハッシュタグを入れると、noteの公開設定に自動的にハッシュタグが入っていた~!知らなかった!これ便利。
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