毎日のために、お金を出し惜しまない。

※10分間で書く、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ。毎日更新12日目※

わたしは、出費すること自体があんまり好きじゃない。というか、買い物自体が好きじゃない。買い物に行く時は買うものを決めて、「そこで売っている」と確信できるところに行く。ウィンドウショッピングなんて、それこそ時間の無駄だと思う。

一方彼は真逆で、ほしいと思ったら結構すぐ買っちゃう。お金なくても、そのときほしいって言って、分割払いしちゃう。

まぁ浪費家っていうほどでもないし、たとえば靴とか服とか、すでに痛んで新しいのが必要っていうのはわかっているから、そんなに口うるさく言うつもりはないんだけど。あ、でもしょっちゅうゲーム買うのは本当にやめたほうがいいとは思う。結構バカにならないから。

ホットサンドが食べたいと行った彼は、ホットサンドメーカーだけじゃなくて、なんか新しいポットとかゆで卵器？みたいなのも買った。ホットサンドメーカーはいまわたししか使ってないし、ポットも紅茶飲むわたししか使ってないし、ゆで卵器はほこりをかぶってる。

紅茶で思い出したけど、彼が買った緑茶、全然飲んでないじゃん。わたしは買った紅茶毎日飲んでるのに。

ちょっと前だって、どうしてもやりたいゲームがあるって言ってプレイステーション買ったのはいいけど、定期的に「ゲーム断ちする！」とかいってゲームしなくなるし。いや、買ったならやりなさいよ。おかげでわたしがゲーマーになっちゃったじゃんか。

あ、ちょっと愚痴の分量が多くなってきたな。愚痴りたいわけじゃないんだ、そういうところが愛すべきバカっぽくて好きだから。わたしはケチケチして自分のお金を使いたがらないから、頓着せずお金を払う彼の器はかっこいいとも思ってるし。

で、昨日、マットレスが届いたの。新しいマットレス。

これが結構高くてね、でも「ドイツで一番売れている」って文句に惹かれた彼が、結婚式のためにお金貯めようっていってた矢先に買ったわけ。

でもいまのマットレスはもうくたびれててふたりとも腰痛がひどかったから、わたしも「まぁいいんじゃない」って感じだった。

昨日、そのマットレスが届いて、寝て、さっき目が覚めた。

腰が！　痛くない！！

毎朝腰が痛くてつらかったけど、全然……とまではいかずとも、かなり調子がいい。すごくよく寝れて、久しぶりに「快眠」したって感じだった。ちなみにいま朝8時半、彼はまだ気持ちよさそうに眠ってる。

わたしひとりだったらたぶん、「それでもまだこのマットレス使えるし」と買い換えなかったか、「あんまり高いの買っても」とお金を出し惜しんで、前と同じくらいのマットレスを買ったかのどっちかだと思う。

彼は生活をよくするためなら、ちょっと考えなしのときもあるけど、ちゃーんとお金を使える。だからわたしは安眠できたわけで、「お金を使う」ということにビビらない彼がいてよかったーなんて思った。

お金を使わないことがいいんじゃない。お金を使う場面をまちがえないことがいいことなんだ。必要投資に出し惜しんじゃよくないね。

わたしと彼、足して二で割るくらいがちょうどいいのかも。これで毎日、いい眠りにつけそうだ。

じゃあ、またあしたね。