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詩ポエム

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ふと書いた文章というか詩というかポエムというか、まぁ文章なんですけど ざっくりというと詩集です
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#自分

さよならの恋人

さよならの恋人

さよならを言われた恋人

自分にはかなわないと、隣で見たあの子をあきらめる

見切りをつけることは有能な証だ

感情に振り回されずに済む

最後に見たその人は、
傷ついた顔をくしゃくしゃにし、
まだ温かい涙を垂れ流して、橋の上から眺めていた

僕は手をかけようとするが
エゴの意識が邪魔をする

それをとってはならないと

だから僕は、この世界線を守ることにした

さよならを言われた世界線を。

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白い世界

白い世界

頭が割れた

呪い殺されたような感覚

辞めろと叫ぶも、殺される

叫んだ先には、暗い崖

そこへ落ちて、落ちていく

でも、落下の感覚がなかった

ふと気づけば

真っ白な世界にいた

落ちたのか? 死んだのか?

分からない

前にいたところとは、違う感覚

不思議な

不思議な

温かい感覚

子供の自分を、思い出すような感覚

胸に手を当てると

ほんわかにあったかい感覚がした

全く知ら

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