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非ミーハーなわけじゃない

非ミーハーとは、ミーハーの否定形で「流行だからという理由で興味を持たない人」を意味します。

そういえばmgramで非ミーハーと診断された。

そうでもないけどな。

いや、みんながハマってるところからズレようと、ちょっとカッコつけるところ、あるかもしれない。

というわけで、又吉直樹さんの「火花」を読んだはなし。

発売前から「タレントが純文学作品で主要文芸誌デビュー」と話題になっていたが、発売初日の1月7日にインターネット各書店では軒並み品切れ状態となり、8日に7000部、9日にはさらに2万3000部の再増刷が決定し、累計は4万部に達した。『文學界』の増刷は1933年の創刊以来、資料に残る範囲で初めてである。
2015年8月時点で、単行本の累計発行部数は239万部を突破した。村上龍の『限りなく透明に近いブルー』を抜き、芥川賞受賞作品として歴代第1位、文藝春秋刊行物として歴代第2位の単行本部数となった。

当時ニュースを見ていて興味を惹かれた。なのに読まなかった。

そして、ようやく今読んで圧倒的に感動して、自分が感じた思いを反芻しながら、この本を読んで皆どう感じたんだろう‥どんな影響があったんだろう‥みたいなことを知りたくなって、当時のニュースやサイトを漁るという不毛なことをしました。

非ミーハーというのは自分のスタンスではなくて、私はただ波に乗り遅れたい人なんだろうなぁ‥。

その時の空気感、同時代性みたいなものはかけがえのないのだから、もっとタイムリーにライブ感をもって物事に夢中になっていこうと思います。

あぁ、当時読んで、誰かと語らい合いたかった。

ほんとにいい小説ですね、火花。

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