もしかしてかなり大目に見てもらって、部屋で歌を録音している話

Stay homeが続いていますね。

こんにちは。
シンガーソングライターの天貝観姫(あまがいみき)です。

今日は、

防音のない部屋で、

でもなんとか歌を録音する必要があり…

隣近所の皆さまに、たぶん大目に見てもらっている中で、

有難くマイクに向かっている…お話をしてみたいと思います。


もうだいぶ前になりますが、

部屋でミキサーを使いました。

高速回転なので

かなり音が出てしまいますね(><;

でも、そんな遅い時間じゃないし、と思って

また

とてもお腹が空いていたこともあって、

ミキサーを回しました。

すると…

ドンドン!!

壁ドンの音が……

「え?アレ?」

「今の何?」

一度止めて、深呼吸。

「…気のせい…かな…」

おそるおそる

もう一度ジューサーをつかったら

ドドドドドン!!!!

キャーーー、、、

これは紛れもなく、

私の

私のこの音に対してだ。

すごく怖くなって、その日はミキサー中止…(;n;)

私がミキサーを使うときは、だいたい

調子が悪くて、

流動食にしようと思って

止むに止まれずしていることが多いので、

怖くなると同時に、

ものすごく悲しくなりました。

なんだよぅ、、、


でも、

しばらくして思いました。

「どんな人が住んでるか、わからない怖さ」

が私にある、ということは

あちら様も同じかもしれない、と…。

もちろん私の事情など、分かるはずもなく、

たぶん、

何の音かも、わかっていない可能性が高い。

ミキサーとか使ったことなければ、余計に。


それで、

それからはミキサーは絶対に台所の隅っこで使うことにして

「台所から音がするから、料理器具だよ~」

というのが伝わるように考えました。

あと、音も

ガァアアアアアアーーーーーーー

とそのままでなくて、

まめにスイッチのオンオフを繰り返し

ガッ、、、ガッツ、、、ガァアアアアアアーー、ガッガーッツ

みたいに、多少

”遠慮してます感”

が出るといいなぁと思いながら

音を構成してみました。

そうしたら、ドン!!

はなかったです。


そういうのをしばらく続けていた後日、

たまたま郵便ポストを覗いていたら、

見知らぬ人が奥からやってきました。

あっ!たぶん、お隣さんだ…

私の口から、とっさに

「こんにちは。」

出ました!

すると、あ、こんにちは、みたいな感じでうっすら返してくれました。


その後も、ミキサーは

台所で。

リズムは、

ガッツ
ガッツ
ガァアアアアアーー(←ギリギリのところで止める)
ガッ
ガーッツ(←本当はもっと続けたい、の意味)

このリズムをキープ。

結果

ドン!

なし。


そうしたら、またすれ違いました。

私「こんにちは。」

そのかた「あっ。。、、、」

でも、明らかに、

敵意をもっていない感じが伝わって、少し安心。。


その後、コロナ禍となり、

でもどうしても録音したいので、

部屋で声を出すことになりました、、

スタート前に、

まずは、ガラガラ…と雨戸を閉め切り、

「始まります」

の合図のつもり。

本棚に

毛布とタオルを吸音カーテンみたいにたらして

声を潜めて

歌わせていただいています。

自然体での歌の

3割くらいの力で歌っているんですけれど

それでもやっぱり、

話し声やテレビの声よりは

かなり出てしまっていると思います、、

気持ちが入ると特に。。

あぁ、、、申し訳ありません!!!

でも、ドン!とされないので、

感謝の気持ちを持ちながら、

録音させていただいていました。


しばらくして、何回目かに

「アレ?

もしかして、そんなに気にならなくなってたりして??」

とチラと頭をかすめていたら。。

あるときどこからともなく、

ラジオの音が聞こえてきました。

どう見積もっても、

私の声の1/4くらいの音量だと思っていたのに

そのお隣さんから

「うるせえよ!うるせんだよーー!」

と怒りの声が聞こえてきました。。

………。

あ、聞こえてないわけじゃないんだ、、

ましてや、

気にならなくなったわけじゃないんだ、、、

私、たぶん、大目に見てもらっているんだ。。

そう改めて思った、次第です。


あぁ、本当に一日も早く

スタジオで

カラオケボックスで

ライブハウスで

レストランで

ホールで

何も気にせず、声を出したい。

誰にも迷惑かけずに、

伸び伸び歌いたいなと思います。

そして、この場を借りまして

部屋での私の声、歌、録音を大目に見てくださって

本当にありがとうございます。

そして、できたら

外で伸び伸びと歌えるまでの間

ここで歌わせてください。

できるだけ、タオルに音を吸収してもらえるように

注意深く、

また、感謝の気持ちをもって歌います。

ですので、なんとか防音のある他の場所で歌えるまで

どうぞよろしくお願いします。

皆さまもご一緒に祈っていただけますと嬉しいです。


サポートは、音楽活動、創作の環境を少しでもよくできるよう、有難く、大事につかわせていただきます。