さようならの裏側

クロワッサンにハマってます天野です

いきなりなんですけど、

ずっと一緒にいると別れが辛くなるのって
なんでなんしょうね

またね！とか
ばいばい！とかそういう類の言葉が
ほんとに私は苦手なんです

よくあるけど
もしかしたら明日は会えなくなったら
どうしようって考えてしまうからです

例えば車で出勤していくお父さんが
今日は絶対事故で死にません！！！なんて
言い切れることなんかないじゃないですか

人はいつ死ぬか分からないって
知ってるからちょっと過敏なのかもしれんけど
帰省とかで長いこと実家におると
東京に帰るのがものすごく切なくなる

不意に、1年半前ぐらい聞いた先輩の言葉が
めちゃくちゃ刺さりました

『もう帰る家ないからなぁ〜
　親は離婚して、父さんは亡くなって
　母さんは新しい旦那さんできて
　実家は取り壊されたから
　帰りたくても帰る場所ないねん』

その時は軽く聞き流すような
上辺をなぞったような同情をしてしまったけど
その事が不意にでも
どんなに心を締め付けることなのか

今ならすごく分かります
帰る場所があることって
なによりも温かい

だから幸せの数だけ
失ったときの代償が苦しい

私はつくづく人に恵まれいると思うのです
たまにどうしようもないような
条件付きの出会いもあるけど

基本的に人に困る事はありません

これも一つ、生まれ持った力ですね

幼い時の家族写真やったり
自分が歩いてきた通学路やったり
そういったものに触れると

どうしても過去に羨望しちゃうんやけど
歩いてきて、ちゃんと経験積んでるのに

なんて図々しいんやらう、と思ったりもする

あの頃。って映画があるけど
やっぱりあの頃はいいなぁって。
きっと誰にでもある、あの頃。

こんなにふけることなかったもん

ふける余裕がないぐらい
目の前の事しか知らなくてよかったからなんやけど

何年かたったら
今日のこの今をあの頃は〜って
思う時がくるんだろうなぁ

人はほんとに無い物ねだりだ

でも今日また一つ
家に帰るまで頑張らないといけないって
思える事が増えた

だからちゃんと走ります

さぁ、またここから

いってきます！！！