「SHOVE」1年目の活動報告(～2021)
インディーゲーム開発サークル「SHOVE(ショブ)」代表の
松本 聡と申します。
2022年1月6日で、「SHOVE」の正式な活動開始から
ちょうど１年が経ちました。
まったくのゼロからのスタートでしたが、
まずは１年間続けてこられて本当に良かったと思いますし、
応援してくださった皆様にも心から感謝しております。
今回は「SHOVE」１年目の活動報告として、
準備期間から直近までの活動を振り返って行きたいと思います。
活動開始前の準備期間（2020年10月～）
前の会社での有給消化をさせていただきつつ、
活動開始に向けた準備をボチボチと進めていた時期でした。
RPGタイトルの企画書制作
最初に取り組んだのは、「講談社ゲームクリエイターズラボ」へ
応募するための企画書制作でした。
ゲーム開発会社のプランナーを勤めていたとは言え、
タイトル自体の企画書を作る機会は少ないので、
楽しんで作らせてもらいました。
コンペ自体には落選しましたが、
自分が作りたいものをアウトプットしたことで、
足りないものもハッキリ認識できたので、有意義な挑戦だったと思います。
ホームページにタイトルだけ載せていますが、
これをリリースするのが「SHOVE」の中期的な目標と考えています。
だいぶ未来の話にはなりますが、見守っていただければ幸いです。
Unity 1週間ゲームジャム「あける」への参加
友人に誘われたこともあり、Unityの習熟も兼ねて、
お題に沿ったゲームを１週間で作るという企画に参加しました。
１週間という期間でゲームを仕上げるのは大変でしたが、
ある程度は作れるものだという手応えと、
特に絵的リソースの調達という課題も見えました。
純粋に、遊んでもらえる嬉しさを再認識できたのも大きかったです。
作ったゲームはこちら
作ったゲームの解説を書いた記事
以降の開催分は、なかなか参加できていないのですが、
うまくタイミングが合えば再挑戦したいと思います！
正式活動開始（2021年1月～）
会社を退職した日から「SHOVE」の正式な活動開始として、
ホームページを公開しました。
（妻が正月休みを返上して作ってくれました。心から感謝です）
活動開始にこのタイミングを選んだのは、
自分なりにスジを通したかったというだけです。
今にして思えば、在職中でもできることはもっとありました。
自分の甘い部分だと思うので、反省して次に活かしたいと思います。
またこの時期は、自宅兼職場の引っ越しや、
個人事業主としての開業手続きなども行っていました。
ポーカーアプリの開発（始）
ここまでの活動で、今の自分ではRPGを作るには力不足だと痛感したので、
計画を変更してポーカーのアプリから開発することにしました。
（ポーカーアプリは１人で作れるものとして企画していたので）
まずポーカーそのものの判定のプログラムを作り…（3月～4月）
画面レイアウトを決め、スマホ用の画面を作り…（4月～5月）
順番は前後しましたが企画書を公開し…（5月）
ポーカー(テキサスホールデム)のトーナメントを練習できるアプリ
— SHOVE(Akira Matsumoto) (@AM_shove) May 24, 2021
「Poker Tournament Single」を開発中です！
企画の紹介用に資料をまとめました。
個人で地道に開発を頑張っていきますので、応援していただけると嬉しいです！#indiedev #gamedev #unity #ゲーム制作 #個人開発 #ポーカー pic.twitter.com/z7GyuHTU2X
トーナメントの機能を実装しました。（6月～7月）
開発初期の画面を見返すと、進んだなあという気持ちになれますね（笑
ACTタイトルの企画書制作
この間に別のゲームの企画書も制作したりしていました。
会社員時代には長い期間アクションゲームに携わっていたので、
温めていたアイデアや、試してみたいネタも溜まっていました。
そういったものを実現したいという想いもあり、
このタイミングでアウトプットしておくことにしました。
どういう形で進めていくかも未定ですが、
何かしらの形で披露できればと思っております。
活動開始から半年（2021年7月～）
個人でのゲーム開発を半年ほど続けた感想として、
気楽で身軽なのはメリットだと思う一方で、
表現が難しいのですが、インプットが減ったことで
「自分の世界から広がらない」ような息苦しさも感じ始めていました。
そんな折、ご縁もあり、とあるゲーム開発のプロジェクトに
フリーランス（業務委託契約）として参加する機会をいただきました。
大勢で１つの作品を作り上げるというのは、
やはり苦労も多いですが、刺激的で達成感のあるものです。
専門分野もそうでない分野でも、学びのある日々を過ごしています。
テレワークとは言えフルタイムで勤務しているので、
個人開発に使える時間はかなり減ってしまいました。
その分、未来の資金難を先送りできる（活動期間が延びる）
という意味では、一見遠回りでも前向きな選択をしたと信じています。
また、フリーランスのプランナー/ゲームデザイナーとして
ちゃんと仕事をしていけるのか？という不安も持っていたのですが、
ひとまず問題なくやっていけそうな手応えを得られたことも収穫でした。
これは、インディー開発の道が閉ざされたとしても、
路頭に迷わなくても済みそうだという安心感にもつながりました。
さらに、ペースダウンしながらでも個人開発を並走したことで、
今後の中長期的なサークル活動に対するヒントを得られました。
心身ともに負荷は高い状態になりましたが、
そういう世界に足を踏み入れたのは自分自身なので、
最後までやりきりたいと思っています！
ポーカーアプリの開発（中）
上記の「お仕事」の隙間に、ポーカーアプリの開発も継続しております。
実機への出力テスト（7月）
表示回りのブラッシュアップ（8月～9月）
Androidの内部テスト（9月～）
友人のポーカープレイヤーにルールのチェックを依頼
などを進めました。
サークル２年目の活動について
とにかくポーカーアプリのリリースを目指します！
まだまだハードルが多く残っているので、
１つずつ乗り越えて達成したいと思います。
またサークルとしてはグラフィック面が非常に弱いので、
どうにか改善/補完できないかを模索したいと考えています。
あと独立したので確定申告もしないといけません。
こういうのは単純に不慣れで不安ですね…。
最後に
改めて、いつも応援してくださる皆様には感謝しております。
Twitterの「いいね」やリツイートは本当に励みになります。
ありがとうございます。
２年目となる「SHOVE」の活動を見守っていただければ嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
2022/ 1/ 6 記事公開この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？