浪人してた自分といまの自分と

いま、大学に入って半年と少し経った今、浪人したことを気にしているかと聞かれたらなんて僕は何と答えるだろう。
最近ふと自分に問いかける。もう浪人おわって半年以上経つのかなんて思いながら。
実家の静岡に帰省する新幹線の中で書いている。
ちょうどいい機会なのでnoteに書き出してみようと思った。
浪人を気にしているかどうかと聞かれたら、
多少は気にしているものの今の環境のおかげで殆ど気にしていないと答えると思う。強がりだと思う。
まあけど気にしてるからこの記事を書くんだけど。(苦笑)
先日、高校時代の友達が自分のところに遊びに来てくれた。
彼は高校時代の部活の友人で現役で早稲田大学に入学した。
高校の時から努力家で勉強を頑張っていた。
高校の時の先輩や後輩に会うことはあったけど同級生は凄く久しぶりだった。
高校の友達は基本頭いいやつのイメージが強い。
2年ぶりに会って、高校時代の思い出話から今何やってるのといった、お互いのつもりに積もった話やお互いの”いま”を沢山話した。
彼も僕も将来は教育の道にいく予定だ。
僕が学んでいることを話したら向こうも同じようなことを学んでいてすぐ理解してくれ、話を掘り下げることができて楽しかった。
僕がいま大学で学んでいること、ボランティア活動で子どもたちと触れ合ってること、ボランティアや大学でできた交友関係、バイトで障害を抱える子どもと接して学んでいること、部活、サークルのことなどを話したら、凄くいい経験をしているよね、羨ましいと言った。
帰り際に、将来のモチベーションがこんなに上がるなんて思わなかったとも言われた。
僕は彼がずっと羨ましかった。
現役で一般入試で早稲田。
凄くいい大学に入って大学生活を送れていることが羨ましかった。そんな彼に羨ましいと言われた。
少しへんな感じがした。
けど嬉しかった。
少し誇らしかった。
僕の現役の代はちょうどセンター試験最後の世代で浪人を避ける人が多かった。
けれどそのあとすぐにコロナ禍となってオンラインの授業ばかりで自粛生活だったと聞いている。
その時期に浪人期と重なったのはもしかしたらラッキーだったのかもしれない。
しかし自分が浪人した一年は決して楽ではなかったし机に向き合う毎日はとても辛かった。
終わりの見えない勉強は果てしなく長かった。
通っていた高校は地元一の進学校で周りは旧帝や有名私大ばかり。
今僕が通っている大学は偏差値だけでみたら足元にも及ばないだろう。
未だにそういったどうでもいい(と断言してもいいのかわからないけど)コンプレックスは消えていない。
しかし浪人期に自分と向き合って将来について考えたからこそ、教員の道に進もうと決めることができたのは事実。
現役で受けた大学に教育の道はなかった。
そして今、ボランティアやサークルや部活、色んなことに挑戦して毎日がとても忙しく、そんな中で学び、楽しめて充実している。
バイトもボランティアも考えながら子どもと関わることができて将来に繋がる経験を積めている。
そこらへんの大学生よりよほど充実した生活が送れていると思う。
比べるものではないのかもしれないけれど。
まあ何より、どれも楽しくて仕方ない。
終わりの見えない辛い毎日の先にこんな未来が待っているなんて少しも予想できなかった。
遊びに来てくれた彼とはまたお互いの近況報告し合おうと約束した。
これからも近況報告をお互いに逐一して高め合いたいな〜なんて思った。
違う環境で同じ道目指してる話を聞くのは楽しいからね。
こんなに充実しているのにやっぱりまだ何処かでコンプレックスを抱えている自分がいる。
大学の専攻が同じ男子の友達は知ってるけど他の友達のどのくらいが自分が浪人してること知ってるんだろとか考える。
変に気遣われたくなくて敢えて言ってない。
これをみて気づいた人もいるかもしれない。
知ったところで何か変わるわけではないしどうでもいい話なんだろうけどね。
もしかしたらこのコンプはずっと消えないのかもしれない。
この感情に陥る自分に嫌だなぁと飽き飽きしつつ。

そう言っている間に静岡に着いた。


これから思うことにまた気づきがあったら書こうと思う。

今日はここまで。

もっともっと、この環境を楽しんで、学んで、自分を磨いて、考え方が大人になれるようになろうと思った。

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