アルバルク東京アカデミー | バスケnote

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バスケのコーチや選手に役立つ記事を投稿します。 Bリーグに所属するアルバルク東京のアカデミースタッフのnoteです。 ウェブサイトはこちら(https://www.alvark-academy.jp/

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  • バスケの「ゲーム理解度」を高めるための記事

    アルバルク東京アカデミーの「バスケnote」から、「バスケとはどんなゲームか」について考える記事をまとめています。

最近の記事

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アルバルク東京アカデミーのバスケnoteです

自己紹介はじめまして。私たちは男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」に所属する「アルバルク東京」というクラブで、幼児から小学生までのバスケットボールスクールや、中学生と高校生のユースチーム(アルバルク東京U15/U18)を運営しています。「好きこそものの上手なれ」の考え方を大切にして、子どもを主体にしたコーチングを心がけています。 このnoteは、バスケについて専門的に学びたい方のために投稿します。バスケコーチはもちろん、選手や保護者の方もぜひお読みください。

    • シュートの理想的な軌道

      「シュートは高めに打った方が入りやすい」ということは、よく聞くのではないかと思います。 しかし、具体的にどの角度が一番入りやすいかをご存知でしょうか? 今回は、「シュートの理想的な軌道」についてアルバルク東京アカデミーの選手たちに紹介するために調べた情報を紹介します。 今回ご紹介する内容は以下のURLの記事を参考にしています。 https://winninghoops.com/article/building-the-perfect-arc/ 「45度」でリングを通

      • バックカットの「狙い目」 - オフェンスに欠かせない戦術の知識

        今回は、バックカットの狙い目について紹介していきます。 この記事の内容はYouTube動画でも説明していますので、ぜひご覧ください。 ボールが動くとディフェンスも動くまずは、「ボールが動くとディフェンスも動く」ということを確認します。 ボールが遠いと、パスの距離が長く時間がかかります。 だから、ディフェンスはマークしている相手から離れてヘルプができます。 仮にボールが近づいたのに同じところにいると、今度はパスに間に合いません。 なぜなら、パスの距離が近くなると、パス

        • 「狙いのあるボール運び」をするために知るべきこと

          「ボール運び」とは、ボールを相手から奪い取ってから、シュートのために都合のよい位置までボールを移動させることです。主にパスやドリブルが「ボール運び」のためのプレーです。 バスケは、リバウンドによってボールを獲得して、パスやドリブルでボールを運び、そしてシュートするというゲームです。 今回の記事では、この「ボール運び」について考えていきます。 「良いパス」「良いドリブル」を理解することで、目的や狙いを持ったボール運びができるようになります。 パスとドリブルの「2つの狙い

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        • バスケの「ゲーム理解度」を高めるための記事
          11本

        記事

          「バスケ選手の競技力」を構成する4つの能力

          バスケはとても複雑なゲームなので、あまり1つの要素にこだわり過ぎると、ゲームに必要な要素に欠ける偏った選手になってしまうかもしれません。 例えば、将来的に「ボールの扱いはとても上手だが、ゲームを理解しておらずプレーは稚拙」といった選手になってしまう可能性もあります。 このようなタイトルの本も書かれています。 もちろん細部にこだわることはとても重要ですが、同時に引いた目で全体を見ることも忘れてはいけません。 そこで、「バスケの全体像」を捉え続けるために、これから紹介する

          「バスケ選手の競技力」を構成する4つの能力

          シュートは「レイアップと3ポイント」を優先するべき理由②

          前回は「シュートの得点効率」の観点から、レイアップと3ポイントシュートを優先して選択するべき理由についてお話ししました。 今回は、その続きです。 NBAでは3ポイントが増えて、ミッドレンジが減っているまず、実際にNBAでレイアップと3ポイントが優先されているという事実を確認します。 データは今回もNBAのウェブサイトから引用しています。 今回の投稿では、シュートを以下のように分けます。 各ゾーンの呼び方をシンプルにしました。 「ロング2」と「ショート2」の成功率はほ

          シュートは「レイアップと3ポイント」を優先するべき理由②

          シュートは「レイアップと3ポイント」を優先するべき理由

          今回は、バスケは「レイアップと3ポイント」を優先するべきゲームであるという考え方ついて紹介します。 言い換えると、原則的にはミドルレンジのシュートは積極的に打つべきではないということです。 これは決して奇抜なアイデアではなく本質的なテーマです。おそらく、バスケのルールに3ポイントシュートがある理由そのものです。 そして、得点というゲームの中核的な要素に関わることなので、極めて重要な知識だと思います。 ちなみに、覚えやすいように「レイアップ」と表現していますが、実際はゴ

          シュートは「レイアップと3ポイント」を優先するべき理由

          リバウンドは本数ではなく「獲得率」を見るべき

          次の2チームが試合をしたとして、オフェンスリバウンドで優ったのはどちらでしょうか? その答えが、本数が少ない方の「チームA」という場合があります。 特に点差が開いたゲームの場合にはよく起きます。 このことを理解していなければ、「本当はリバウンドは上出来だったのに、課題として認識してしまう」といったことが起きます。 特にコーチは理解しておかなければ、選手に理不尽な指摘をしてしまうかもしれません。 この2チームのようなことが起きるのは、リバウンドは本数ではなく「獲得率」で

          リバウンドは本数ではなく「獲得率」を見るべき

          ディフェンスの「3つの強み」 - ディフェンスIQの基礎

          バスケはたくさん点が入るゲームですから、ディフェンスの立場からすれば、守り切ることが難しいと言えます。 それでもディフェンスが成功する時があるのは、なぜでしょうか。 今回は、バスケにおけるディフェンスが持つ「強み」について紹介します。 これらの強みをよく理解してプレーすることで、オフェンスの優位性を打ち消して、得点を与えずにボールを奪い返す回数を増やすことができるはずです。 前回はオフェンスの強みについて紹介しましたので、まだの方はこちらもご覧ください。 #1 ディフェ

          ディフェンスの「3つの強み」 - ディフェンスIQの基礎

          オフェンスの「5つの強み」 - オフェンスIQの基礎

          バスケはたくさん点が入るゲームですが、得点できる時と、できない時があります。 得点できる時は、オフェンスの立場が持つ働き(=強み)が活きた結果であることが多いです。反対に得点できなかった時は、この強みがディフェンスに打ち消されている時が多いはずです。 これから紹介する5つの強みを頭に入れて、実際のゲームを見てみてください。当てはまる場面がたくさんあるはずです。 #1 オフェンスはいつでもシュートできる。ディフェンスは一瞬も隙を見せられないオフェンスはボールを持っているため

          オフェンスの「5つの強み」 - オフェンスIQの基礎

          バスケを3つの争点の「サイクル」として観る

          前回の投稿では、「バスケの3つの争点」という考え方を紹介しました。 今回は、3つの争点の「サイクル」を紹介します。 3つの争点のサイクルその3つの争点のサイクルの図がこちらです↓ 左側の黒いボックスがディフェンスの時、右側の赤いボックスがオフェンスの時です。 この図は、「ボールを取り、運び、シュートする」「相手はそれを防ぐ」というゲームの自然な流れを表しています。 ボールの所有が移る時、「得点したか、していないか」が重要バスケは頻繁に攻守が入れ替わるルールになってい

          バスケを3つの争点の「サイクル」として観る

          バスケの勝敗は「3つの争点」で決まる

          バスケはシュートだけが重要なゲームではありません。 バスケの勝敗は、大きく分けると3つの争点によって決まります。 バスケの3つの争点 例えば、ある試合でシュートがよく入ったとしても、リバウンドを取られたりボール運びの途中でボールを奪われたりしすぎると、負けるかも知れないということです。 反対に、シュートの調子が悪い日でも、リバウンドやディフェンスを頑張ると試合には勝てる可能性があります。 当たり前のようなことですが、このようにシンプルに捉えることは大切です。 バスケはと

          バスケの勝敗は「3つの争点」で決まる