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バスケの勝敗は「3つの争点」で決まる
バスケはシュートだけが重要なゲームではありません。
バスケの勝敗は、大きく分けると3つの争点によって決まります。
バスケの3つの争点
1. ボールの獲得(リバウンド)
2. ボール運び(ドリブル、パス)
3. シュート(フィールドゴール、フリースロー)
例えば、ある試合でシュートがよく入ったとしても、リバウンドを取られたりボール運びの途中でボールを奪われたりしすぎると、負けるかも知れないということです。
反対に、シュートの調子が悪い日でも、リバウンドやディフェンスを頑張ると試合には勝てる可能性があります。
当たり前のようなことですが、このようにシンプルに捉えることは大切です。
バスケはとても複雑なゲームなので、全体像が見失われていることが多いと思います。「この練習、ゲームのどこに役立つのか分からない」といった経験をされた方は多いのではないでしょうか。
バスケをシンプルに捉えることは、選手にもコーチにも役立ちます。「バスケの優れたプレーとは何か?」「この練習は何のためにやるのか?」といったことを自分で考える力を身につけるための基礎になります。
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なぜこの3つが争点か?
バスケは簡単に言うと、次のようなゲームです。
・1つのボールを使う
・2つのチームが同じコート内を自由に動き回れる
・互いに相手チームのゴールにシュートして得点する
このような特性から3つの争点が発生します。
ボールの獲得(リバウンド)
バスケでは、 シュートを外してもボールをとれば再びシュートできます。他のゲームと比べると、これがバスケの特性であることが分かります。
例えばテニスでは必ず1回ずつ交互にボールを打ちます。2回続けてボールを打つことはできません。一方でバスケはそれが許されているゲームです。
シュートできる回数は両チーム同じではなく、リバウンド力によって増減するということです。もちろんシュートの回数が増えると、より多く得点してゲームに勝つ可能性が高まります。
これが1つ目の「ボールの獲得」の争点です。
ボール運び(ドリブル、パス)
バスケのコートは28メートルの長さがあります。そして、各チームのゴールはコートの両端に設置されています。そのため、ボールを獲得した時点では、ボールがシュートするゴールから遠いことが多いです。そこで、ボールを獲得したチームは、得点できそうなシュートができるところまでボールを運ぶことになります。
これが2つ目の「ボール運び」の争点です。
ボール運びは、相手チームの妨害を攻略するという「攻め」の性質と、ボールを奪われないようにするという「守り」の性質の両方を持ちます。
シュートする前にボールを奪われると自チームのシュートの回数が減ります。一方で、ボールを守るために慎重になれば良いシュートチャンスを作れません。ボールを奪われずにうまくボールを運ぶことは、ゲームの勝敗を左右する大きな要素です。
シュート
当たり前のようなことですが、できるだけ確率が高いか、または効果的に得点できそうなシュートを選択する必要があります。
バスケはボールを持っていれば、いつでもどこからでもシュートできるゲームです。これもバスケの特性です。
例えば野球では、必ずバッターボックスの中でピッチャーが投げてくるボールを打つ必要があります。一方で、バスケはどこからでも自分が選んだタイミングでシュートできます。
そのため、「シュートの選択(ショットセレクション)」が重要になります。「いつ、どんなシュートをするか」ということです。
シュートすることは、ボールの所有が相手に移るリスクを含みます。シュートが成功すれば当然相手ボールになりますし、失敗した後に相手チームがボールを取ればゲームが不利になります。
シュートをするか決める時は「ボールが相手に渡るリスクに見合うシュートか?」が基準になります。
これが3つ目の「シュート」の争点です。
おしまい
以上、バスケの3つの争点についてのお話しでした。
「バスケで勝つためには何が重要か?」と聞かれたら、僕はこの3つの争点だと答えます。
バスケの成績表であるボックススコアも、この3つの争点に対応しています。この点については、もしご興味があれば試合のボックススコアを見て確かめてみると面白いと思います。
↓こちらでボックススコアが見られます(「レポート」から見られます)
ではまた。(塩野)
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