ワクワクする会社を目指して
はじめまして
株式会社アルベナのCSOを務めている仲林と申します。2023年に創業したばかりの出来立てホヤホヤのITコンサルティング企業で、3人の新米経営者と尖りに尖った素敵な仲間たちと出来立てとは思えないほどのエキサイティングな日々を送っています。
私自身はITコンサルタントかつ共同創業者兼CSOという胡散臭さ満載の肩書ですが、本コラムを通じて私の方からアルベナという会社の世界観や目指すところをお伝えできればと考えています。
創業の背景
アルベナは公共向けのITコンサルティング会社であるグラビス・アーキテクツ株式会社から、民間向けのITコンサルティング事業を丸ごと事業承継し設立した会社になります。承継元との資本関係はなく、いわゆるスピンアウトというかたちで立ち上がった会社です。
元々私自身「起業する」ことを一つの目標として社会人生活をスタートしたこともあり、アルベナという会社を設立するにあたり戸惑うことはほとんどありませんでした。特にITコンサルタントの中でもERPと呼ばれる、会社の経営に直接影響ある領域のコンサルタントをしている以上、自らが経営に携わらない限り、より深みのあるコンサルティングはできないとも考えていました。
そのような背景の中、会社を設立する目的は数あれど、
設立にあたり共同創業者の相馬と最初に話し合ったのは「ワクワクする会社にしよう」です。同じく共同創業者の金の口癖である「Enjoy & Exciting!!」の掛け声と共にアルベナが立ち上がりました。
アルベナの由来
社名を考えるにあたり大事にしたことは「広がり」です。
可能性に満ちた会社名にしたく、最も広がりがあるものって何だろうということで、テーマとしたのは「宇宙」でした。
アルベナは英語表記で「ALUBENA」ですが、これは星雲の英名NEBULAに不定冠詞のAを付けた「A NEBULA」の逆さ文字になっています。輝ける星々のような人材が集った会社であり、宇宙のような広がりと余白のある企業でありたいと想いを込めています。会社ロゴに星が入っているのはこの由来からです。
社名を検討するにあたり、100個ほどの中二病名称が発案されましたが、アルベナに落ち着いてよかったなと思っています。一歩間違えばギャラクシービッグバンコンサルティング株式会社とかになっていた可能性があります。
なぜSimplificationを目指すのか
アルベナではPurposeとして「Simplification」を掲げています。なぜなら、私たち経営陣を始めとし、今いる仲間たちは「複雑さ」と向き合ってきたからです。
ERP、特にSAPの導入は大企業かつ大規模のプロジェクトが常です。大企業になればなるほど、企業を取り巻く社会情勢、社会的責任、法制度、商習慣、内外統制、社内規則、組織体系から人間関係といった様々な要因にがんじがらめにされます。その他複雑さを生み出す要因はあげればキリがありません。
その複雑な現実世界の事象をITシステムにそのまま取り込むと、当たり前のように複雑なITシステムが出来上がり、複雑なITシステムによって当たり前のように人が疲弊していきます。そういったプロジェクトをいくつも見て、経験してきました。だからこそ、もっと良くしていきたいと強く思っています。
現実世界の事象は「複雑さ」に溢れています。さらには人の感情というスパイスが、より物事を複雑にしているのも事実です。私たちはまずその「複雑さ」と向き合い、ITといったツールをきっかけに人との対話と技術力をもってSimplificationに挑んでいきます。
目指すコンサルタント像
こういった世界観を実現するうえで、アルベナが目指すコンサルタント像は「解像度の高いコンサルタント」です。(解像度が高い、とは馬場隆明氏著『解像度を上げる』にて、私が言いたいことの大半を語ってくれています）
昨今、コンサルティングファームに所属していればコンサルタントである、という悪しき習慣が生まれていると感じています。病院務めであれば医者である、という人はいませんよね。人手不足も重なりそういったことがまかり通っている業界で、結果業界全体の品質を落としているのが実態です。
その中で、私たちは高品質なサービスを提供すべく、コンサルティング×エンジニアリングといった両軸を重視しています。今や現実世界の課題の複雑さとITシステムの複雑さは切っても切れない関係だからです。
さらには品質だけでなく、ホスピタリティも重視しています。どれだけスキルがあっても、思いやりの精神がなければ人（の心）は動きません。究極的には「人（の心）を動かす」のが私たちのありたいコンサルティングだと考えています。
こんなハードルの高いこと言っといてどんな奴らがおんねん、と思ったそこのあなた、いいツッコミですね。私たちも日々精進しているところです。
アルベナが目指す未来
現在はITコンサルティング、特にERPという領域に特化した会社ですが、それだけで規模を大きくしようとは考えていません。もちろん今のERPコンサルティング事業でも目指すところはありますのでそれはまた別のトピックにてお伝えします。
私たちは名前の由来の通り、広がりある可能性に満ちた会社にしていきます。その中で、多くのSTARを生み出したいと考えており、「情熱を持った起業家」を輩出していくことを一つの取組として捉えています。大手企業やメガベンチャー等でも同様の取組は行っていますが、私たちは「規模」や「支配」に捉われずにこれを実現したいと考えています。
起業することを目標にしていた自分が言うのもなんですが、起業すること自体は手段でしかありません。そのあと何を成すか、が非常に重要なことには違いないのですが、その第一歩として起業できる環境をアルベナは用意します。
一人で0から始めるというのは非常に困難な道です。新しいことへ挑戦する時に仲間がいる、それ以上に心強いことはありません。思いを共にできる方はぜひ一緒にワクワクする会社をつくっていきましょう。
最後に
まだまだ伝えきれないことがたくさんありますが、こういった発信を通じて、アルベナという会社の世界観を少しずつお届けしていきます。生まれたての新星ですが、だからこそカオスがあり、だからこそ面白味のある会社です。どのように成長していくか、みなさんこれから暖かく見守ってください。どうぞよろしくお願いいたします。
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