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理系スポーツマンITコンサルが提案するみんな楽しく楽できるコミュニケーション&マネジメント

社員紹介第10回目は、アルベナベトナム代表取締役社長兼札幌事務所の李 康秀をご紹介します。


ご挨拶

こんにちは!札幌事務所所属の李 康秀です!
アルベナでは主にプロジェクトマネジメント業務を担当しています。日々プロジェクトマネジメントの経験を重ねていく中で、ことコミュニケーションに関して以下を意識するようになりました。

 1. すべての関係者が楽しめるようにする
 2. すべての関係者が楽できるようにする
 3. すべての関係者(自分を含む)を大事に考える

理想論っぽいところもありますが、今回はなぜこれらを意識するに至ったのか、私のキャリアと共に振り返りたいと思います。それでは、よろしくお願いします!

楽しむVS勝つ

東京生まれ東京育ち。学生時代はいわゆる進学校と呼ばれる開成中高に進むも、ゴリゴリの体育会系で部活三昧、休みも友人と遊んでばかりいました。運動は小さい頃から大学まで水泳、バスケットボール、合気道と色々楽しんできました。

運動、その中でも特にスポーツは「勝つ」ことが求められます。他方で運動の目的が「楽しむ」ことである人も世の中には沢山います。運動において、この「楽しむ」と「勝つ」は両立可能ですが、優先順位やバランスは人によって異なります。大学時代の部活では部としてどちらを優先するか毎年のように方針を議論していました。世間でもこの論争は定期的に話題となっているようです。

私としては昔からどちらかというと「楽しむ」ことを優先してきました。これは「楽しむ」ことを優先すると例え負けてしまっても再度勝ちに向けて奮起できるからです。つまり、楽しいとその分モチベーションが持続します。

プロジェクトでも同じことが言えます。お客様のモチベーションが持続すれば、我々として今だけでなく将来的にもより一層お客様に貢献しやすくなります。自社メンバーのモチベーションが持続すれば、今はもちろん将来にわたってプロジェクトを組みやすくなります。この理想に近づくために、私はプロジェクト内でどんな役割であっても全関係者が楽しめるようなコミュニケーションを心掛けています。

これは業務だけでなく、例えばプライベートのコミュニケーションにおいても有効です。楽しいことが嫌な人は見たことがありません。実際には「楽しむ」に振れすぎないようにするためのマネジメントもあり、コミュニケーションとは一筋縄ではいかないのですが、周りが楽しそうにしているのを見ると、私はとても嬉しい気持ちになります!

なにはなくともコミュニケーション!

高校卒業後は広いキャンパスに憧れて某地方国立大学に進学し、化学や生物といった分野の研究に携わりました。研究を進めていく中で、実験や実験結果の解析に利用するデジタル機器、ITの重要性に衝撃を受けました。そこで心機一転就職活動を経て、機械メーカーのシステム開発子会社に未経験ITエンジニアとして就職し、ITの基礎を学びつつ開発を通じてお客様に貢献する道を選びました。

ITエンジニアは一般的にコミュニケーションが苦手と言われています。一方で私はコミュニケーションが比較的得意だと自認していました。しかし私が得意と思いこんでいた「コミュニケーション」は、実はコミュニケーション全体の一部でした。

例えば、議論で関係者と内容を摺合せて合意形成に持っていくような、「同期型コミュニケーション」は比較的得意でした。一方で論理的に情報を整理し文書に落とし込む、その文書を他人、場合によっては未来の自分が読む、といったような「非同期型コミュニケーション」は苦手でした。

この切り口で考えた場合、論理的思考を中心とした「非同期型コミュニケーション」がしっかりできてこそ、「同期型コミュニケーション」も得意になるのではないか、つまり自分はそもそもコミュニケーションが全体的に苦手なのではないか…と思うようになりました。

周りのITエンジニアは皆「非同期型コミュニケーション」がとても得意でした。簡潔かつ単純な仕様書やソースコードを見れば自分との差が歴然としていました。

「非同期型コミュニケーション」がしっかりできると何が良いかというと、他人(や将来の自分)が楽をしてその情報を理解することができます。スキル不足を認識した私は論理的思考やドキュメンテーションの本を沢山読み、そして実践してきました。まだまだ得意とは言えずnoteの文章をこのように人様に公開するもの恥ずかしい限りですが、最近はプロジェクト関係者が理解しやすいコミュニケーションを取れはじめているのではないかと思って(思い込んで?)います。

自分マネジメント

前職で入社3年が経過した頃、大規模プロジェクトに参画する機会をいただきました。私としてはこれまでの学びから関係者を楽しませ、かつ、楽(らく)させてプロジェクトを成功させたいという思いがありました。そんな思いで始まったプロジェクトですが、一言でいうと大変なことばかりでした。周りの方々の手厚いフォローがありなんとか続けることができました。

私はこのプロジェクトで多くのことを学びました。中でも特に重要に感じたのは「相手を大事にしつつ、自分を犠牲にするのではなく自分も大事にする」ということでした。

プロジェクト進行中は関係者を楽しく、かつ、楽させるために自分を犠牲にしていた部分が多くありました。お陰様で心身ともにタフになり一回り成長することができ、とても貴重な経験でした。しかしメンタルを崩すリスクは大いにありました。そのためこのプロジェクトを機に自分のこと「も」しっかりと大事にし、マネジメントではいつも自分も考慮した関係者全体にとっての解決策を検討するようになりました。

また自分のマネジメントでは「ストレスを発散し健康的な生活を送る」ことも重要でした。奇抜なこと特にしていませんが、よく笑って、よく食べて、よく運動して、よく寝て、健康に努めていました。

さいごに

前職の大規模プロジェクトが少し落ち着いた頃、機械メーカーのみならず幅広い業界のお客様に貢献したいという思いから、アルベナ(前身のグラビス・アーキテクツ)に転職しました。アルベナではお客様の課題を解決するために、今までのコミュニケーション経験を思う存分に活かして日々奔走しています。

また2024年5月よりベトナムに拠点を設立し、Odoo事業における開発・テクノロジーを一手に請け負っています。今後もコミュニケーションを中心に据えた私らしいマネジメントで社会に貢献しますのでよろしくお願いします!

左よりCEO相馬、李

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