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アロマテラピー講座(第9回)アロマテラピーの歴史

毎週水曜日に開講しておりますヽ(* ´ ∀`)ノ♪

アロマテラピークラフト(手作り品)レシピとアロマテラピー検定に必要な知識を織り交ぜています。検定を受験される予定の方や、アロマテラピーに興味がある方などの初心者向けです。

※質問等は随時受け付けております。メールや掲示板もご利用ください。

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第1回 芳香スプレー
第2回 アロマテラピーとは
第3回 精油で香水作り
第4回 精油とは①<精油の性質>
第5回 精油とは②<精油の抽出方法>
第6回 精油とは③<精油の使い方・注意点>
第7回 お風呂deアロマ①<簡単入浴剤>
第8回 お風呂deアロマ②<アロマバスボーム>

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来月の8日から「第39回アロマテラピー検定」の受験申し込みが始まります。試験日は11月の4日(日)です。今回は問題集が間に合いそうだ!たぶん!

前回のバスボム作りは夏休みの自由研究にでもしてください。ということで、今回は復習問題なしです。ちなみに、バスボムのレシピは試験には出ません(`・ω・ ´ )

試験対策として、第9回はアロマテラピーの歴史上重要な人物をざっとお話しします。2級の範囲で覚えておきたい人物を挙げていきますね。

<重要人物1人目>
ルネ=モーリス・ガットフォセ(1881~1950)
フランス人化学者。実験中にやけどを負い、ラベンダー精油を使用して治療した。著書は『Aromathérapie』。「アロマテラピー」という言葉を作った人物。

たまたま近くにあったラベンダー精油をぶっかけたら治った的な話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、そんなにおっちょこちょいな化学者っているんですかね。可愛いですけどね。

<重要人物2人目>
ジャン・バルネ(1920~1995)
フランス軍医。インドシナ戦争の負傷者にラベンダー精油やティートリー精油を使用し、精油の本格的な医療現場への導入に貢献。著書は『AROMATHERAPIE』。

占星術などの非科学的なものと紐つけられていたアロマテラピーを、「科学的で役に立つもの」として医学的に扱いました。精油を治療に用いるメディカル・アロマテラピーにはなくてはならない人ですね。

<重要人物3人目>
マルグリット・モーリー(1895~1968)
精油を植物油で希釈してマッサージする方法を提唱。それまでのメディカル・アロマテラピーに精油を用いた心身の美容と健康法を取り入れ、イギリスを中心としたホリスティック・アロマテラピーの基礎を作る。著書は『Le Capital "Jeunesse"』。

この人がいなかったら、今日の日本のアロマテラピーはなかったんじゃないでしょうか。まさか、あの精油を希釈して塗るなんて!2015年改訂版のテキストからは消えている情報ですが、シデスコ賞受賞=彼女と覚えた人も多かったはず。

<日本の重要人物>
鳥居 鎮夫(1924~2012)
大脳生理学の権威であり、睡眠に関する研究も多い。日本のアロマテラピー学術研究の先駆者。CNVという特殊な脳波を用いて、ラベンダーやジャスミンの鎮静作用・興奮作用を実証。

日本のアロマテラピーといえばこの方ですね。研究により、好きな香りを嗅ぐと感情が抑えられることがわかったそうです。ラベンダー精油を不眠に用いた実験もされています。

※日本では、1990年代からアロマテラピーが広まり始めました。振り返ってみると、色々な出来事や深刻な災害が起こり、人々が癒しを求めてきたことがわかりますね。

シャーリー・プライスやロバート・ティスランドもアロマテラピーの広まりに貢献した人たちです。各々の精油ブランドもありますが、著書も多く出版されています。私も数冊持っていますが、メディカルとホリスティックの間くらいの印象を受けました。

1級では、上記の人たちのほかに、古代エジプトから現代までのアロマテラピーの歴史を学ぶ必要があります。ボリュームが大幅に増える項目の1つです。

最後までご覧いただき、ありがとうございましたヽ(* ´ ∀`)ノ♪ちょっと頭を使って疲れたので、次回はお肌も癒される手作りクリームでも作ってリフレッシュしましょ。

おキモチだけで十分ですヽ(´∀`。)ノ