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アロマテラピー講座(第2回)アロマテラピーとは

毎週水曜日に開講しておりますヽ(* ´ ∀`)ノ♪

アロマテラピークラフト(手作り品)レシピとアロマテラピー検定に必要な知識を織り交ぜています。検定を受験される予定の方や、アロマテラピーに興味がある方などの初心者向けです。

※質問等は随時受け付けております。メールや掲示板もご利用ください。

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第1回では、消毒用エタノールを用いた芳香スプレーを紹介しました。アルコールが合わない方は精製水(水道水)でも代用可能です。が、冷蔵庫保存で、1週間以内に使い切ってくださいね。カビるんるんがこぞってやってきますよ★

さて、復習問題です(`・ω・ ´ )

150mlの芳香スプレーを作る場合、加える精油は最大何滴まででしょうか。(答えは講座の最後にね)

今回は「アロマテラピーとは何なのか」についてのお話です。本来は最初にやるべきなのですが、つまらないので2回目にまわしました(おい)

「アロマテラピー」と「アロマセラピー」どちらも見聞きしたことがあるのではないでしょうか。では、どちらが正しいのかご存知ですか?

どっちも正解ヽ( ´∀`。)ノ♪

「アロマテラピー」<aromathérapie>はフランス語、「アロマセラピー」<aromatherapy>は英語です。「芳香(aroma)療法(therapy)」と和訳されている造語なのです。本講座では「アロマテラピー」で通しますね。

※日本語の「アロマ」は「精油(エッセンシャルオイル)」を指す場合もあれば「癒される心地良い(自然っぽい)もの・匂い」を指すこともあり、意味が幅広いため「アロマの香り(香りの香り)」という不思議な日本語が使われています。

アロマテラピーの歴史の回で詳しく説明しますが、アロマテラピーという言葉はフランスで生まれました。フランスでは医学的(メディカル)な使い方が主とされていますが、イギリスではリラクセーションや美容法など、心身に対する全体的(ホリスティック)なアプローチが広まっており、日本のアロマテラピーもその流れを受けています。

※日本にもメディカル派があり、医療の現場でも用いられています。真性ラベンダーは直塗りOKという情報が出回っているのはこのためです。しかし、日本の法律上、精油は雑貨です。自己責任と言いながら自分以外の人に原液を用いるのは止めましょう。あなたのお子さんでも。

「アロマテラピー」は自然治癒力を高め、美容や健康の増進、予防医学に用いられるだけでなく、介護や香育(香りの体験教育)、スポーツ、リフレッシュやリラクセーション、生活の質の向上(QOL: Quality of Life)などに活用されています。

ここで、AEAJによる「アロマテラピーの定義」を見てみましょう。

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「アロマテラピーは精油を用いてホリスティックな観点から行う自然療法である。アロマテラピーの目的は以下の通りである。

1. リラクセーションやリフレッシュに役立てる。
2. 美と健康を増進する。
3. 身体や精神の恒常性の維持と促進を図る。
4. 身体や精神の不調を改善し、正常な健康を取り戻す。」

—(公社) 日本アロマ環境協会『アロマテラピー検定 公式テキスト』

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ここまでの情報で公式テキスト約2ページ分です( ´ ▽`)ここはガッツリと試験で問われますので、検定受験者は暗記するくらい唱えておくと安心です。また、プロフェッショナル資格を目指す方は「恒常性とは何か」まで深掘りして学習しておきましょう。

テキストには載っていませんが、フルーツや生花、森林浴なども広い意味でアロマテラピーだと私は思います。旬のフルーツの香りを楽しみつつ取り入れることで健康維持にも役立ちますし、お花を飾ることで気分も上がるし、歩くと運動にもなりますしね。

精油は税込700円ほどから購入可能ですが、身近なものから香りを取り入れてみるのもひとつですよb( ´ ▽`)

お願いしたいのは、天然・自然にこだわること。精油100%配合の柔軟剤があるかどうかは知りませんが、合成香料はアロマテラピーになりませんのでお気をつけください!その理由は「精油について」の回で、まったりとお話しますね☆

最後までご覧いただき、ありがとうございましたヽ(* ´ ∀`)ノ♪眠くなりそうな内容だったので、次回は手作り香水のレシピにでもしようかしらね。

さて、冒頭の復習問題『150mlの芳香スプレーを作る場合、加える精油は最大何滴まででしょうか。』の正解は・・・

『30滴』でした!

基材5mlに精油1滴でしたね。体に塗る場合は濃度1%以下、お顔はもっとデリケートなので、0.1~0.5%にしましょ( ´ ▽`)ね

おキモチだけで十分ですヽ(´∀`。)ノ