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アロマテラピー講座(第5回)精油とは②<精油の抽出方法>

毎週水曜日に開講しておりますヽ(* ´ ∀`)ノ♪

アロマテラピークラフト(手作り品)レシピとアロマテラピー検定に必要な知識を織り交ぜています。検定を受験される予定の方や、アロマテラピーに興味がある方などの初心者向けです。

※質問等は随時受け付けております。メールや掲示板もご利用ください。

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第1回 芳香スプレー
第2回 アロマテラピーとは
第3回 精油で香水作り
第4回 精油とは①<精油の性質>

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「精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものである。」

―(公社) 日本アロマ環境協会『アロマテラピー検定 公式テキスト』

ということで、今回も精油(エッセンシャルオイル)についてのお話です。と、その前に、前回の復習問題ですよ( ´ ▽`)

「精油の4つの性質を挙げよ。」

答え合わせは最後にとっておきましょう。さて、精油のパッケージには必ず抽出方法が記載されています。精油の作り方は大きく分けて5つです。メジャーなものから確認してみますね。

水蒸気蒸留法(蒸気で蒸す、または水と一緒に沸騰させる抽出方法。生成された水蒸気を冷やすと、精油と芳香成分を含んだ芳香蒸留水ができる)

圧搾法(果皮等を搾る方法。不純物が含まれやすいので、劣化が早い)

揮発性有機溶剤抽出法(有機溶剤に漬けて香りを抽出する方法)

油脂吸着法(無臭の油脂に花などをつけて香りを抽出する方法)

超臨界流体抽出法(液化ガスなどを用いて香りを抽出する方法)

熱や水に弱い植物以外は水蒸気蒸留法で作られることが多いです。以前、キリンの『世界のKitchenから』シリーズだったと思うのですが、パッケージに水蒸気蒸留法の絵が載っていました、確か。

圧搾法は簡単に試してもらうことができます。グレープフルーツやオレンジを食べた後に、皮をギュッとするとブシャーッと液体が飛び出てきますよね。目に入るとしみますが、あんな感じです。農薬が残っている可能性があるので、人の目に向けて発射するのはやめましょう( ´ ▽`)

『パフューム ある人殺しの物語』という映画を観ると、油脂吸着法がどのようなものかよくわかりますよ。PG-12でラストがえぇっ?!なのですが、気になる方は是非。

前回、「芳香浴のみ」と書かれた精油には気をつけて!と書きましたが、例外があります。名前に「アブソリュート」と書かれているものは揮発性有機溶剤抽出法がほとんどです。有機溶剤が残る可能性もあるため、メーカーによっては「芳香浴のみ」と記載されていることもあります。お肌が弱い方や心配な方は、芳香浴のみでご利用ください(トリートメントには利用しないセラピストさんも多いはず)

アロマテラピー検定では「ローズ」精油が2種類出てきます。水蒸気蒸留法の「ローズ・オットー精油」と揮発性有機溶剤抽出法の「ローズ・アブソリュート精油」です。効果や香りが異なるので、お店で試してみてくださいね(精油1gあたり200~400個ものバラの花が必要なので、ローズの精油はとても高価なんですよ!)

柑橘類系の精油には「光毒性」という毒性を持つものがあります(次回、詳しく説明しますね)果皮から圧搾法で抽出された精油は要注意ですが、どうしても日中肌に使用したいという方は、水蒸気蒸留法のものを探してみてください☆

最後までご覧いただき、ありがとうございましたヽ(* ´ ∀`)ノ♪次回は、マジで今さら?精油の使い方と注意点についてのお話です(精油に関してはこれが最後です!)

では最後に、冒頭の復習問題の答え合わせをしましょう。

「精油の4つの性質を挙げよ。」

芳香性・揮発性・親油性・引火性でしたね。それぞれがどういう性質なのか答えられたら、しっかりと理解できておりますよ♪

おキモチだけで十分ですヽ(´∀`。)ノ