「アート」にはどんなポテンシャルがあるのでしょう?
最近、本屋のビジネス書コーナーでも多く見かける「アート」「美術史」。
ビジネス界で結果を出している人はアートに触れる機会が多いということで、「アート」に注目が集まってきているようです。
ですが、実際アートにはどんなポテンシャルがあるのでしょうか?
【目次】
1 そもそも日本の「美術(アート)」の歴史は浅い
2 アートは先駆者
3 大きな問題解決にこそ、アートの力を
1 そもそも日本の「美術(アート)」の歴史は浅い
そもそも「アート」の歴史ってどれくらいだと思いますか?
西洋美術などに詳しい人は、すごく昔を思い浮かべるかもしれません。ですが、「日本において」のアートの歴史って実はとても浅いのです。
私は受験時代、日本史を選択していて美術史も勉強したのですが、実は日本のアートは、明治初期の「お雇外国人」が日本のアートってすごいんだよ!と教えてくれて初めて概念化されたそうです。
フェノロサや岡倉天心は、ご存知な方も多いと思いますが、彼らが最初の東京美術学校で教鞭を取りました。
外国人から気づかされて初めて、日本人は自国のアートの個性や価値に気づいたのです。
概念化される前から、日本にアートは存在していたことになりますが、「アート」を学問として学ばれるようになったのは明治時代から。
つまり、アートの歴史は短かったのです。
2 アートは先駆者
さて、そんなアートですが、日本ではどのような役割があるのでしょう?
私自身のアートの楽しみ方はもっぱら、美術館で素敵な作品や変な作品を見て癒されたり、非日常体験として楽しんだり…です。
最近ではInstagramでもアート作品を見ることができて、「わ〜!素敵な絵!」と感激することもありますね。
なのでアートは、人々の心の支えや非日常体験には貢献しているように思えます。
でもそれ以外にも、ものすごいパワーがあったのです。
アートは、「先駆者」だったのです。
これは本で読んだ話なのですが、意外にもアーティストってアトリエに籠って絵を描いているばかりではないらしいです。
実は、いろんな場所に実際に出向いて、現地の人と対話して…っていうフィールドワークをかなりやっているそう。
すると何が起きると思いますか?
まだ誰も気づいていなかった「問題」「課題」に気づくのです!!!
でも誰も気づかないような問題や課題って、気づいていない人に伝えるの難しいです。ほとんどの人は振り向いてくれない。
だから、アートにして伝えるのです。
言葉ではなく、アートにする理由がここにあるんだなあと感心しますよね。
別に、それは問題や課題ではなくて、単なる「誰も気づいていないけど自分が気づいたこと」でもあるんだと思います。
けれどそれは自分が見つけた確固たる事実です。
そんなアートの先駆的な部分に、大きな意味と価値と存在意義があるのでしょう。
3 大きな問題解決にこそ、アートの力を
だからこそ、大きな問題解決や目標に向かって人類全体が協力して前に進むにはアートが必要なのです。
SDGsなどは、特に気づいていても動けなかったりします。
アートで伝えるだけでも足りないのかもしれません。
私はそう思います。
だけど、アートがみんなに伝わるような表現ができるのだとしたら、みんなが行動できるような表現もできると私は思っています!!
私たちは人間です。なので、法律や規則で締め付けられなくても、プラスの行動を取ることができます。倫理観や責任感、使命感、善意、良心、プライド…
意外とちょっとしたことで、私たちは行動を決めています。ちょっと何かが動くだけで、「思う」が「する」に変わります。
そんな、大きくてパワフルなポテンシャルがアートにあるのだと思います。
PS
今まで、学問的に全くアートを学んでいなかった私ですが、今とてもアートにポテンシャルを感じていて、学びたいと本気で思っているところです。(大学は残念ながら経済学部・・・)
まだこれから社会人なので、最初は独学になりそうですが、少しずつ学んでここでアウトプットをして、皆さんと一緒にアートの可能性を広げていけたらなと思います!ぜひフォローお願いします!
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