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愛より愛こめ

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日々のつぶやきと気づき
運営しているクリエイター

#一日一葉

なんにもしてない

なんにもしてない

子育てざんまい
毎日毎日
なんにもしてない

そんな気がする
気がするだけで

まだゼロ歳の
悠太郎のそばで
歌ったり踊ったり
もぐもぐしたり
ぐうすかしたり

見たことのなかった表情を
見つけたり

昨日までつまめなかったものを
今日つまめたり

いのちの成長のすべてを
見せてくれる

それを見つめている
見守っている

それ以外の「なにか」なんて
どこにあるのかな?
#海外子育て #バンクー

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@handworks coffee studio

@handworks coffee studio

こころ通ったカフェは、さまよえるたましいたちのとまり木みたい。

わたしたちはべつに
煎った豆の汁を飲みたいだけではなくて
泡立てた牛の乳を飲みたいだけではなくて

それをつくる人
そこを動かす人
そこに集う人

すべてが
奇跡みたいに
結晶してできる空気の中に身を浸しに行く。

それは「ここ」でも「あそこ」でもなくて
道の途中ふと立ち止まったときに
ただただ「イマ」を感じるための場所で

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寂しくなったら

寂しくなったら

寂しくなったら
ヘーゼルナッツクロワッサンを食べに行く

寂しくなったら
目の前のいのちを抱きしめる

寂しくなったら
じぶんの息を感じてみる

寂しくなったら
葉っぱが揺れる音に耳をすます

寂しくなったら
花の色を透けるまで見つめる

寂しくなったら
雲と空に話しかける

寂しくなったら
カプチーノにはちみつをたっぷり入れる

寂しくなったら
もう一度
ヘーゼルナッツクロワッサンを齧る

寂し

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夏のはじめに花を落とした木蓮の木の下で

夏のはじめに花を落とした木蓮の木の下で

まだ若い
夕方の光
イロトリドリの
紫陽花の群れ
夏の前に花を落とした
木蓮の木
レンガの上に降る
木漏れ日


また


揺れる
せかい
ひかり

たとえ
網膜の為せる
幻影だとしても

今日の
この星の美しさを

たましいに還ったとき
きっと
手のひらにそっと包むように
愛おしく
愛おしく
想い泣くだろう

その日まで
今を
ココを
ただ
愛そう

そう
愛し合おう
#愛より愛込め

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花の実存はその薫りにあるように

花の実存はその薫りにあるように

太陽のまわりで
虹があそぶ

すべては ひかりなんだよ
世界に映し出された
触れられない七色の

太陽の下で
花がわらう

すべては かげなんだよ
目に見えずとも漂う
甘い 実存の薫り

Happy Canada Day

Happy Canada Day

今日はカナダの誕生日。

多国籍な街バンクーバー

そこかしこでパレードや花火でお祝い。

肌の色、髪の色、話す言葉は、さまざま。

だけどみんないっせいに

赤い服を着たり

カナダの国旗を掲げたり

ほっぺにメープルリーフを描いたりして

「Happy Birthday Canada!!」



「I love Canada!!」



ニコニコしながらお祝いしている。

じぶんの国を愛す

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探してた答えなんて その辺に落ちている

探してた答えなんて その辺に落ちている

モヤモヤしたら
緑を浴びに森へ

ピンク色のチョークで書かれた文字

「You Are Loved」

わたしたちは
愛から生まれ
愛に還ってゆく

その間にさえ
一瞬の隙もなく
愛されている

とうていそう思えなくても
森は見ている
空は見ている
宇宙は見ている

ひとり残らずのわたしたちを

You Are Loved
Ever & Forever :)

雨の雫 雲の恋

雨の雫 雲の恋

明け方降った雨がまだ
葉っぱの上で休んでる

あー長い旅だった

空から街を見下ろして
雲は恋をした
太陽を反射して輝くビルディング
静脈と動脈のように走る列車の群れ
なによりもそこに忙しく行き交う
人間たち

豆つぶほどの
その身の中に
どれほどのよろこびと
かなしみをはらんで
逃げまどい 走り出し
倒れ伏し 立ち上がる

どれほどに懸命に
くそまじめに
生きては死に
また生まれる

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神の五線譜

神の五線譜

山の稜線を
五線譜に見立てて
音楽を奏でる民族がいる



いつか
あの子が教えてくれた

女体のようになだらかで艶っぽい稜線
空を突き刺すほどの荘厳な高み
神聖と狂気を幾重にもかさねた山脈

神の住処の輪郭を
五線譜にうつして
音符を乗せれば

それはそれは
一体
どんな音楽になるんだろう?

それをきっと
宇宙は
耳を澄まして聴いている

愛より愛込め

「おいでーーーーー!!!!!!」

「おいでーーーーー!!!!!!」

二年前の今日
ビクトリアのBeacon Hill Parkで。
わたしは絶叫していた。
比喩ではなく、文字通り腹の底から叫んでいた。

その日は雲ひとつない青空で
緑の海のような公園は
太陽と愛し合うひとがにこにこと行き交い
野生のリスや孔雀や鳥たちが
木漏れ日と遊んでいた。

散歩道を抜けると突然
岩肌が露出した丘があった。

さっきとうって変わって人影は少なく
しんと空気が澄んでい

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