身の丈に合わない、が欲しい

ブランドのバッグが欲しい。

自分で書いたけど
そもそも“ブランドのバッグ”という書き方が
陳腐だし安っぽい。
ますます身の丈にあっていないような気がしてくる。

頭では理解しているけど
身の丈にあっていなくても
欲しいものは欲しい。

欲しいものは欲しい！と
デパートの通路で子供みたいに
泣きながらわめいていたら
誰か買ってくれるだろうか。

ラクをしたい私は眠たい頭で
そんな馬鹿げたことも真剣に考えている。

それくらいに欲しい。

ーーーーー

元々ブランドに疎かった。

女友達がブランド品にキャッキャしていても
『ブランド品？ふーーーーん。』
と興味を示さなかった。
そもそも身の丈に合わないしって思って
ほしいものリストに入る可能性を排除していた。

でも急に、20代後半になって初めてブランドのバッグが欲しくなった。

ーなんで急にブランドのバッグが欲しくなったんだろう？

ーーーーー

一人暮らしをしているから
お給料の手取りから固定費
（家賃、光熱水道費、通信料、食費、交遊費　等）
諸々の費用を引いて、
浪費家の私の“ついつい買ってしまった費”を考慮すると、
毎月手元に残るお金は、ほんの気持ち程度だ。

1ヶ月分のお給料くらいのバッグが
どうして欲しいのか。

　ー　素敵なブランドのバッグが自然と似合ってしまうくらい、品がある魅力的な人になりたい　－

理由はきっとこれだ。

20代後半になって理想の30代の姿が
少しずつイメージできるようになってきた。


ブランドバッグが
今は似合わなくても
少しずつ年齢を重ねた時に
自然になじんでいる素敵な30代になっていたい。
バッグが私をそうしてくれる訳ではないけれど、その切符な気もする。


魅力ある30代になりたい。
もちろん中身も外見も。

ーーーーー

だから、自分の身の丈にあっていなくても、
今は思いっきり背伸びをして、
自分の高さを思いっきりサバ読んでみたい。

身の丈は大事だけど、
そればっかり意識して生きるのも
なんだか味気ないし面白くない。
時には思いっきりのいい背伸びも
これからの自分への投資ではないか。

今はそんな気持ちでいる。

つまるところ、
これは浪費ではなくて
将来の自分への投資なのだ。
浪費家の私はそう言い訳をする。

仕事、自分磨き、、、、、、、がんばろう。
明日は金曜日だ。

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