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【お題】書いてたら懐かしすぎてしめやかに爆発四散した

ちょっと前の記事で既に、僕がインターネットの力を感じて、普通科の高校ではなく情報科の高校に進学した話はした。

簡単にまとめると、機械に疎い家に生まれた僕が小学校高学年のとき、授業で触ったパソコンに魅力を感じて、またそこから得られる情報量に圧倒され、情報科の高校に飛び込んだ話。

なので今回は僕が授業で初めてコンピュータを触ったときの思い出を書いていく。


一太郎。この言葉で懐かしい思い出が甦ってくる人は多いのではないだろうか?今二十代半ばの同世代は『一太郎スマイル』で思い思いの自己表現をしただろう。

小学校卒業してから一切触っておらず、いつの間にかワープロといえばMicrosoftのwordが主流となってしまったが故に、僕の頭から今まで忘れ去られていた。

あれ以来触っていないので記憶は曖昧だが、ワープロとお絵かき、タイピング練習と、あとはがきをよく使っていた記憶がある。今思い返すと、はがきをわりとしょっちゅう授業で使っていたのは何故…


そして、課題が早く終わった後は自由にインターネットをする時間があった。僕はそれが一番の楽しみだったので、一太郎は毎回速攻で終わらせていた。家にネット環境がなかったので、この時が唯一自由にネットの中を走り回れる時間だった。

しかしネットから得られる情報は人によって偏る。普段からネットをしている友達は、ドラえもんの替え歌MADやいろんなフリーゲームを知っていて、自分の知らない世界がそこかしこに広がっていて興奮が冷めなかった。

当時流行っていたPS2の『モンスターハンターG』(モンハンシリーズの第二作目)の調合リストの一覧を印刷したものを友達からもらった時も、言葉に言い表せない興奮があった。今思い返せば、自分が苦労してたくさんの時間をかけてもまだ足りないものが、一瞬で手に入るすごさに驚いていたのだと思う。

そう、無限の情報がそこにあることがなにより楽しかった。田舎の中途半端なコンクリートの町の中は閉鎖的で、刺激的なことは多くはない。でもインターネットにはなんにでもある。僕の知らない世界がこんなにもあるんだ!その思いだけで生きているのが楽しくなった。


あともう一つ、今のパソコンになくて、昔のパソコンにあったもの。
ボール式マウスだ。これ、家庭教師をしている中学生に聞いても知らなくて驚いた…小学生の頃はみんなこれで遊んでたと思う。マウスを裏返すと、いかにも「開けてください」と言わんばかりに矢印が書いてある。その方向に回すと中から、ちょうどいい重さの、ちょうどいい大きさのゴムでできたボールがでてくる。これを転がして遊んだり、投げたりして遊んだはずだ。

そしてもれなく先生にこってり怒られたはずだ…

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