日々是雑感2017/11/12

戦の最中の休息。自分にとっての戦とは転職活動である。もちろん、先を断たれて前が見えない。が、リラックスすることは必要である。

世の中の職業をいろいろ見てみると、ある必然性に気付く。「大学学部卒業」の必要性である。転職活動で気になったことである。

一般的な就職戦線も、転職戦線も学歴不問から、高卒以上、大卒以上といろいろ条件が設定されている。が、その仕事の内容などを見てみると、果たして大卒条件でいいのと思えるようなことばかりである。

合理的な考え方でいけば、学歴云々ということもあるが、大半は高卒で回るのではないかと仮説を立てるようになってきた。では、大学学部卒業や大学院修士博士修了の場合はどうだろうか。今からうん十年前は大学学部の卒業は貴重だった。どう言った世界というと早い話がスペシャリスト、ようは専門家である。今の時代に当てはめると、大学学部も大学院修了も大差ないと見られてる。それが一番納得がいかないだけでなく、妙に不合理を感じるようになったのだ。

もし、学歴を考慮した企業の人員構成を考えた時、一般職や総合職という概念より、高卒か院修了の2つの区分に分けた方が、ひょっとしたらごちゃごちゃせず合理的なすっきりした結論になるのかもしれない。

そういえば、大学院を修了した人間が漁師をやっているという話を聞いた事がある。研究内容も謙遜ない。しかし、自分のやりたい研究に有り付けないから漁師になったという。日本の頭脳が、スペシャリスト達が勿体無い。その原因は今の社会構造そのものにあると早く気付けばいいのだが、もう遅いのかもしれない。

大学院修了以降、社会を、人間を見続けてきているが、「腐ってやがる」と悪態を吐くことも少なくなかった。今の社会は官民関わらず「腐ってやがる」のだ。社会は不合理そのもので成り立っているのなら、秩序の中の混沌に早く気付かなければ、混沌のためにいろいろ行動に移さなければ、日本は多大なる混乱と損害で苦しい時代がさらに続くだろう。自分はそう警鐘するほかないのだ。

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