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積水ハウスで家を建てた話⑦~お金②~

家を購入・建てるにしても相見積もりは絶対。

よくいわれていることだが、同レベル帯のメーカーで競い合わせれば100-200万くらいは差がでるかもしれない。しかしそれ以前にどのレベル帯のメーカーに相談するかで1000万以上変わると言える。

積水はイズロイエの場合、最終的に坪100万(税込 外構ぬき)だった。
これが坪80万のメーカーの場合どうか?

我が家は延床42坪のため (100-80)×42=840万

これだけ差額があれば太陽光・床暖・キッチンのグレードアップに何なら坪数増やしてもお釣りがくる。もちろん、積水はメンテ費がある程度込みのため、長期で見れば金額だけでは比較できないものの、契約時点でこれだけの差が生まれる。

積水ハウスの坪単価について

積水の坪単価については、1Fの天井高を2800mmにしたり、同じ高さの窓をつかったり、エコカラットなど、それなりにプラス費用をかけてしまった自覚はある。標準仕様や軒をけずれば坪90万~くらい(税込 本体のみ)にはなったと思われる。値引額は外構込みの当初提示の8%ほどで356万ほどであった。割引率としては良いほうらしいが、引渡し前に見学物件として使用するなど、簡単な条件があった。外構は税抜きで350万ほどであった。外構は別業者に頼めばこの8割くらいで造園が可能だが、保証関係がどうなるかは確認が必要。

営業の人柄は差し引いて考える

我が家は時間があまりなかったのと、営業さんが「感じのいいひと」だったので、あまり見積もりはとらなかった。しかし心を鬼にして、相見積もりで営業を攻めに攻めるべきだ。契約すると途端に営業の影は薄くなり、あとは設計士とインテリアコーディネーターとの打ち合わせが続くのみ。営業マンは我々を釣るための美味しそうな「釣餌」である。ちなみに見学などでいったん決まった「釣餌」は変更することはできないらしいので、好みのメーカーであったとしてもウマが合わない場合は悲惨かもしれない。

マイホームが必要なのは人生のどの期間なのか?

子供たちとマイホームでの生活というのは、コストの問題がなければ多くの人が共感するところだろう。しかし先立つものが必要である以上、現実的に考えなければならない。子供が3人いたとしても、全員巣立つまではtotalで20~30年程度。それに家土地込みでいくら許容するか?巣立ったら手ごろなアパートにうつるのもいいが、本体価格実質ゼロの築古の家がのこるだけ。土地だけ売ろうとしても解体費用を差し引かないと売れないだろう。子供が巣立たないのであれば、賃料を払わせるのもいいかもしれない。夫婦二人なら築浅のアパートにうつるのもリフレッシュしていいのではないだろうか。ご近所付き合いなど気にしないのであればなおさら。

結局は価値観による。

家という贅沢品にどれだけお金をかけるのか?または他人に支払ってもらううまい仕組みをつくるのか?日本は持ち家もって当然という風潮が強く、これで不動産業界が潤ってきたのはありそうだが、個人の資産形成がなされてこなかった元凶の1つであることは間違いないだろう。本当にお金を使いたいことが何なのか?じっくり考えた上でマイホームを検討していただきたい。

実はちょっと後悔もしている・・・

家以外の贅沢はできないなと、やや後悔もはらんでいる。マイホーム購入は配偶者とじっくり膝を突き合わせて今後のライフプランを練るよいきっかけにはなると思う。配偶者がお金を出さないのであれば、どのように家庭をサポートするのかも約束が必要だろう。我が家はそれもなかったのだが・・・金の話はしたくないが、苦難を乗り越えて手に入れたマイホームは、その精神的な価値が増すに違いない。

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