「良い人になる」というコト

三連休最終日の海の日。
最近仲良くなれた友達と映画を観に行ってきました。
それも、大きなシネマスペースではなく、91席のミニシアター、シネモンドへ！

観たのはこれ！

映画『パリ・タクシー』
英語原題『Driving Madeleine』
（フランス語原題: Une belle course）

終活に向かうマダムを乗せたタクシー運転手が、彼女の人生をめぐるパリ横断の旅に巻き込まれていく姿を描いたヒューマンドラマです。

《あらすじ》
無愛想なタクシー運転手シャルルは、金も休みもなく免停寸前で、人生最大の危機に陥っていた。そんな折、彼は92歳の女性マドレーヌをパリの反対側まで送ることに。終活に向かうというマドレーヌは、シャルルに次々と寄り道を依頼する。彼女が人生を過ごしたパリの街には多くの秘密が隠されており、寄り道をするたびに、マドレーヌの意外な過去が明らかに‥

とにかく感動しました😭
うっすら涙浮かべて泣いてしまいました。

心温まる優しい映画を、大切な人と観ることができてよかったです🥰

その開場前。
他愛のない会話から、映画のストーリーの話で、僕の母方の祖母の話になりました。
僕はとにかくばあちゃんっ子でした。

母方の祖母にとって僕は初孫で、とにかく可愛がってもらえたこと。
半ば虐待じみた育て方・躾け方の母に対してすごく優しかったこと。
大人になってもたまにお小遣いをくれたこと。
ラクナ梗塞をきっかけに認知症が始まったけど、足腰矍鑠・とにかく元気だったこと。
そして‥
民生委員を長く務めるなど、世話好きだったこと。

そういったことを思い出しながら友達に話していると
「まるであなたみたい」
って言われました。
「いろんな活動したりしてるでしょ？」
祖母の話をしていたのに、と思ったらなんだかおかしくて。
でも、すごく嬉しかったです。
「あぁ、ちゃんと見てくれている人なんだ」
て思えました。

世話好きなところ、はばあちゃんに似たのかなぁ？
僕は今民生委員をはじめ、人のお世話をしたりしているわけじゃないし
ばあちゃんの生き様や活躍ぶりをいつも近くで見ていたわけじゃない‥
もしかして、覚醒遺伝とか？

でも、こうも思えるのです。

「人の良いところを真似したい」
もっと言えば
「人として良くありたい」
てのは
大人でも子どもでも魂が求めているもの
根底に必ずもっているものだと。

そして、いつもお世話になっている人が
こう言ってくれました。

人から見られて良い人、て思われるとか
誰かに褒めてもらう、とかじゃなくて‥
昔でいうところの
「お天道様に恥じない生き方」
「天の神様がちゃんと見てる」
的な‥そーゆう感覚よ
それこそ
道端にゴミが落ちていたら拾うとか
ちょっとしたところを次使いやすいように整頓しとくとか‥
誰に褒めてもらうということもないけど
良い行いとされることをする

つまりはそれが「よい人になる」ということ

でもそーゆーコトって
本当はみんなが求めていることなのに
人の目が気になってできない人もいたりする

「人の役に立つ」ていうのは
承認欲求から出るモノじゃなくて
「誰かが喜んだ」ていう事実があれば
徳の積み重ね——“徳積み”になるのよ
“徳積み”は最終的には自分が喜べるからやる

自分を喜ばせるのと人を喜ばせるのとに
線引きってのはないし
する必要もない

自分が喜ぶことをすれば人も喜ぶし
人が喜ぶことをすれば自分も喜べる

実は18日（火）の仕事中、職場の同部署の方が、予告や相談なしにしたこと、ルールを確認しないで自分の都合のいいようにしたことに対し、困惑からパニックを起こし、
「そんなに自分のやりたいようにやりたいんなら僕の仕事全部やって！僕辞めてもいいわ！」
くらい思うまで、オチてしまいました。

自分の「心の貯金」、一気に無くなりました。
あと3粒か‥と。

ドラマ「アストリッドとラファエル」内の10粒の豆を参考にしたモノ。
左がある分、右がなくなった分。

でもそのあと、お世話になっている上司が、

「私‥給湯室にマグカップ放置してあったの、もしかして‥洗ってくれました？」

と、わざわざ僕のところまで来て訊きました。
僕が昼過ぎに、自分用のペットボトルと一緒に洗ったので

「そうです」

とお伝えしたところ、すごく丁寧にお礼を言われました。

台ふきんや食器用ふきんの漂白をしたりなど、お掃除のおばちゃん以外で、給湯室の清潔保持をやっているのは僕なので、そうだと思ったのでしょう。

「僕のところにそれを訊きに来てくれたのが嬉しかったです、ありがとうございます」

と僕もお礼を言いました。


それで、2つ戻りました。

僕はこんな優しい上司に助けられて仕事が続けられています。
感謝です😊

ばあちゃん、ありがとう。
僕、「良い人」になれてるかな。