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熱海旅行記(1/4〜1/6) 1日目


こんばんは。今週1週間を乗り切ったら研修期間が終わるという事実に動揺を隠し得ません。今回からは熱海ひとり旅の記録です。


◆前日譚、あるいは前説


12月末に卒論の提出が完了し、卒業を待つだけの身となった1月。本来はこの時期に前回インフルでキャンセルした金沢旅行のリベンジをするはずでした。
ところが1/1にあの忌まわしい大地震が発生し、またも泣く泣くキャンセルしました。なんでこんなに縁がないんだ。
それでも、ここで挫ける私ではない。せっかく卒論を終わらせたし、なにより社会に解き放たれたら今のようにまとまった時間はなかなか取れない。ならば、せめて近場で旅行をしようじゃないか。
ということで、まだ行ったことがなくて東京から近い場所というのを基準に厳正な審査の結果、出発2日前の1/2に熱海行きを決めました。
時間もあまりなくて、周辺の地理もお店も碌に調べないままの出発です。

いつも通りグランスタでとろたく巻きを買い、11時ごろの新幹線に飛び乗りました。熱海まで45分で着くんですよね、本当にあっという間。

この日の天気は快晴。それはもう素晴らしい青空でした。ちょうどお昼時でしたので、ランチを目当てに周辺を散策します。新幹線の中で、アジフライが美味しいと評判の海沿いにあるレストランに目星をつけており、ひとまずそちらまで向かうことに。
駅前のバスロータリーから周遊バスが出ていて、そちらで近くまで連れてってもらう手もありました、というか絶対にその方がいいです。
この時は真冬でしたし、地図で見たところ頑張れば歩いて行ける距離だったので、鷹を括って私は徒歩で行きました。…しかし。
この日、1月にしては異例の暖かさ。コート着て歩いてたらめちゃくちゃ暑い。しかも海の方まで行くと急な坂と階段がほとんどで、平坦な道の方が少ないくらい。
そして目当てのお店に着くと、入り口には「満席」と看板があり、ガラスのハートにヒビが入る音がしました。予約してないので仕方なし。これも一人旅の醍醐味ですね。

ヒビに絆創膏を貼り貼り、仕方なく来た道を引き返すことに。行きは下り坂なのでどうとでもなりますが、帰りは上り坂。本当にしんどかった…。

◆お昼ご飯

そして駅前までぜえぜえ言いながらどうにか帰還。もう一つ目星をつけていた駅近くのお寿司屋さんに行ってみると、並んでる人もおらず、運良くカウンターが空いていたのですぐに通してもらえました。天国かと思いました。

入店したのは熱海駅前のレトロなビルの2階にある『和楽』さん。ビルの内部には本屋さんや喫茶店が入っているようですが、観光客の姿はほぼ見かけず。若い人とは全くといっていいほどすれ違いませんでした。知る人ぞ知るお店といったところでしょうか。

私は「渚」というランチセットを注文。サラダと小鉢、デザート付き、中トロとウニも含まれていながらおよそ2500円というリーズナブルな価格でした。
チェーンじゃない回らないお寿司屋さんは人生初。板前さんがお寿司を握る手捌きに惚れ惚れしながら大切に味わいました。どれも新鮮で美味しかったです。

◆遊覧船に乗る〜チェックイン


退店したのが大体13時半くらい。ホテルのチェックインは15時。仲見世通りを彷徨くか…と思いながらビルを出ると、目の前のバス停に周遊バスが停車しているのが見えました。駅前が始発なので間違いなく座れます。新幹線の中で遊覧船の情報をチェックしていたこともあり、何かの縁ということでそのまま乗車。

バスに10分ほど揺られ、「親水公園前」で降車します。この時点で眼下に広がる茫洋とした海!!潮の匂い!!
海岸の方に下っていくと遊覧船乗り場に辿り着くので、急いで当日券を購入。出航10分前でした。

冬休みだからか家族連れがほとんどで、小学生のはしゃぐ声を乗せながら出航。

船の中ではゆりかもめの餌を買うことができ、子供達が大はしゃぎで餌をやっていました。クルーズ中の30分間、ずっとゆりかもめが後を追ってきてました笑
海側からの景色は見事。潮風が涼しくて気持ちよかった。コースが3つくらいあって、風向きや天気によって変わるようでした。

船を降りた後はまたバスに揺られて駅前に戻り、ホテルにチェックイン。

今回の城は熱海駅から徒歩2分の「プリンススマートイン熱海」。時間の都合上あまりホテルには拘りませんでしたが、綺麗で居心地の良いホテルでした。駅の真ん前なので観光の拠点にもぴったり。まあ、遊覧船以外では観光してませんが…。

ビジネスホテルにしては部屋が広く、大きなテーブルセットもありかなり快適。窓の外はトレインビューで、走っては去ってゆく新幹線を見ることができます。
また、一階にはロビーラウンジと甘味処があり、お部屋での読書に飽きた時の気分転換に何度か利用しました。

◆夕飯〜就寝

お部屋で少し休憩した後は夕飯を食べに行きます。仲見世通りを歩いた先にある、「雨風本舗」という地元では有名なラーメン屋さんに行きました。
夕飯時には少し早めの17時前に到着したのですが、それでも3〜4人ほど並んでいました。ランチ時に通りかかっときはとんでもない行列だったので、おやつの時間くらいに訪れるのが良さそう。

カウンター6席のみの小さなお店です。ですが、回転率はそこそこ良い印象を受けました。10〜15分ほどで入店。

味噌ラーメンをいただきました。冬に食べる味噌ラーメンっておいしいですよね。表面に浮いた背脂に心が躍ります。昔ながらの中華屋さんのラーメンって、今流行りのものと比べるとあっさり味というイメージがあるのですが、こちらはガツンと来るしっかり濃いめの味付けでした。

数分で完食、退店。
商店街のお土産屋さんを巡りつつ宴の品を物色しながらホテルに帰りました。

そして戦利品はこちら。みかんジュース。

いつもだったら洒落たケーキを買ってみるところですが、ご当地のものを口に入れたくて買ってみました。温泉街のお土産屋さん巡りが楽しくて。普段ジュースはほとんど飲まないのですが、これは本当にみかんの果汁そのままの味がしました。酸味もしっかり感じる自然な味です。
お風呂上がりに深夜番組を見ながら飲むのが最高だった〜!!
ほくほくで就寝。1日目終了。

読んでくださった皆様、ありがとうございました。続きはあした。

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