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第四十回 Vo 将 |将さんの言葉紡ぎ「僕らの夜をこえて」


コロナ禍中での有人ライヴで見えたもの


こんにちは。アリス九號.ヴォーカル将です。

まだまだ不安が渦巻く世の中ですが、

ちょうど覚悟を持って開催を決断した7月5日の渋谷公会堂のライヴを終えたばかりなので、その所感から語らせて頂こうと思います。

正直、絶望と希望が重なり合う不思議な空間だった

という感想です。

バンドも、スタッフも、集まったファンもできる事はやったし、できたと思う。

僕たちは、優秀で愛のあるスタッフと

バンドの至らない部分を認めながらも、応援して一人前のバンドに育ててくれた素晴らしいファンがいる

業界でも格別に恵まれたバンドだと思います。

だからこそ、やらないといけないと思った

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僕たちはおそらく「中堅」バンドというやつです。

後輩の世代は密なライヴハウスがメインの活動で、接触イベントありきで活動しているバンドが大多数。
先輩や目上のバンドは上場企業など大きな会社が絡んでいるので責任の所在が難しく、かなり慎重な判断にならざるを得ない。

どちらでもない、珍しい規模感のアーティストで

国の会場である「LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)」と大手イベンターの後押し、御助力いただいてようやく

電車より、飲食店より、選挙演説より気を使った

「万全すぎるほどの対策」をもって開催させていただきました。

お客様の安全を考えれば「すぎる」という事はないのですが、

本当に必要な安全対策ではなく

ライヴや娯楽を「本当はいらないもの」とする

同調圧力に対しての対策だったというくらい徹底的にやりました。

そしてメンバー、スタッフ、ファンみんな賛同してくれて

不安の中確かに希望の光をみた。


嬉しかった。うれしかった。

でも、同時に応援する立場をとってくれている人が

職場や立場上、実際に足を運べない苦しみも強く感じた。

九組という

アリス九號.の素晴らしいファンとスタッフで実現できたライヴでしたが

それを絶対に劣化させない方法で自宅から楽しめるようにしないといけないと思った。

それを16周年ライヴ・約束の地 新木場スタジオコーストにて

1stフルアルバム「絶景色」のコンセプト・ライヴでお見せしたいと思っています。

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リアルでも、オンラインでも

いつも通りライヴやって、それを配信すればいいやとは1mmも思っていません。

多くの人が困難な状況だからこそ、

はちゃめちゃで異次元感のある僕らみたいなバンドの世界観が勇気と興奮を与えられる

そう確信しています。

そう、きっと皆さん不思議の国に迷い込みたい

ハイカラ正装男子と女子なのですから。

見守ってくれた、声を届けてくれた全ての人に感謝いたします。

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限りなく2次元に近い2.5Dロックバンド、アリス九號.のオフィシャルnoteです。 毎週メンバーがリレー形式でオフィシャルnoteだけの…

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