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【子育て】登校渋りシリーズ(No.2) もう一度赤ちゃんからやり直すつもりで…

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娘は4月から小学4年生。
3年生のゴールデンウィーク明けから
登校渋りが悪化して、
遅刻しないで登校できたのは年間で1桁。
休んでしまった日も年間で1桁。
残りの日々はひたすら遅刻。

登校渋りだけでなく、そのほかの症状も出ている。
赤ちゃん返りと呼ばれる退行と、母子分離不安。
そして特に朝に出やすい感覚過敏の症状。

娘の場合、自分で着替えられるのに
「着替えさせて」
と頼んでくる。最初は
「はっ? なんで? 自分でできるでしょ!」
と突き放したが、手伝わないと一向に着替えないので、
私も仕事に遅れるし、結局着替えさせていた。

仕事を辞めた今もほぼ同じ。
進まないことに苛立ちを覚える短気な私は、
がまん比べでいつも娘に負けている状態。

精神科医や臨床心理士はそれぞれ意見が違い、
着替えないなら放っておけという人と、
大人になっても着替えさせてもらうわけではないし、
手伝ってしまっていいという人の両方がいた。
総合的に判断して、
私は今後も頼まれれば手伝うことにした。

「親から自立することに不安を感じて、
 退行を起こしている。
 自立の直前にあまえる傾向にあり、
 充分にあまえきったら自立していく」
という意見を信じて、あまえさせることにしたのだ。

また、退行について、
自分が育つ途中で克服し損なっていた課題を、
もう一度幼い子どもに戻ってやり直している、
とも本に書いてあった。
やはり、そうか…。

No.1にも書いたが、
娘が登校渋りになったのは、
私が娘をあまやかし過ぎたからでは?
と何人かの人に言われたが、
私は自立した人になって欲しいと思うばかりに、
あまやかすどころか、
厳しくし過ぎたのかもしれない。
充分かわいがってはいたつもりだったが、
きっと娘には足りなかったのだろう。
あまえさせ損なった分、今になって、
娘は赤ちゃん時代を
やり直そうとしているのではないか?

しかし同時に感覚過敏の症状も出ているので厄介だ。
着替えさせてあげても、
「ここが丸まって気持ち悪い!」
「中のシャツの袖が出てない、引っ張って!」
などなど、注文が多く、
「やってあげてるのに何で怒られるの!」
と私も段々イライラして、
最後にはけんかになりがち。
私も全く修行が足りない。

しかし、学校に行くより母親にあまえたい、
何でも赤ちゃんみたいに世話して欲しい、
…まではわかる。
でもなぜ感覚過敏まで加わるのか?

これも本の受け売りだが、
防衛機制の一種らしい。
防衛機制とは、困難や受け入れがたい状況に
さらされた場合に、不安を減弱させるため、
無意識に作用する心理的なメカニズムのこと。
ほかのことに置き換えて、
本題から気をそらしているらしいのだ。
…なるほど、それなら理解できる。
だけどこの症状が、
あまえさせるのを困難にしている。

思えば1歳半から保育園に預けられ、
仕事と育児と家事に追われる私に
いつも急かされて、あまえ足りなくても、
遊び足りなくても親の都合で寝かされて…。
そんな生活が積み重なっていけば、
いつか爆発してもおかしくないよね…。

今ようやく、初めて“家にいるお母さん”になり、
友達を家に呼んで遊ばせることも
できるようになったし、
時間的にも、心理的にも少し余裕ができた。
まあ、保育園時代からの
ツケが回ってきたと思って、
もう一度赤ちゃんに戻ったつもりで、
あまえさせて支えていこうと思う。
それが結果的に自立への近道になると信じて。

No.3につづく↓

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