【ショートストーリー】 好きなことを「好きだから」という理由だけでする
何でもそろっていて,
退屈な日々を送っていた16の頃,
特に何がしたいってわけではなく,
ファースト・フード店でバイトを始めた。
私にはそれだけで
エキサイティングな生活が到来した。
「何でバイト始めたの?」
仲よくなったバイト仲間に聞かれて困った。
「俺はギター買うため。キミは?」
更に突っ込まれて言葉を失った。
「バイトをしてみたかったから」
という理由じゃダメなのかな…?
バイトとサークル活動に明け暮れた
大学時代も終わり,大企業に就職し,
簡単で退屈な事務の仕事と