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中国の60点製品を日本に通用するよう改良、売り込む技術と熱意が凄い!業務用清掃ロボット「iKitbot」

はじめに
 昨今ロボット掃除機はすっかり市民権を得た印象です。もっともウチは今のところ買う予定はありませんが 笑 

 家庭用がメジャーですね。彼ら(ついつい擬人化)はセンサーで部屋の大きさや形を把握、効率的に作業をしていきます。障害物があれば避けることはできますが、時々段差で立ち往生したりもする、らしい。バージョンが上がるごとに性能もグングンアップしています。

 いずれにせよ、自分で掃除をしなくて済むならこれほど楽なことはないわけで、徐々に市民権を得ているのも分かります。

業務用お掃除ロボット
 ロボット化が進んでいるのは家庭用ばかりかと思いきや、業務用もしかり、のようです。考えてみれば、掃除スペースの広さを考えれば自動化、ロボット掃除機の流れはむしろ業務用でこそ進むのかもしれません。

 なぜそんなかことを考えたかといえば、以下のニュースを見つけたからです↓

「中国の清掃ロボット企業「iKitbot」は、高品質を強みに日本市場に参入しました。彼らは日本の高い品質基準に対応するため、製品の改良と性能向上に注力しました。また、日本のニーズに合わせたカスタマイズや、アフターサービスの充実も行っています。こうした取り組みが評価され、日本市場でのシェア拡大につながりました。

中国の清掃ロボット企業「iKitbot」は、次のような戦略で日本市場でシェアを獲得しました。

1. 高品質の製品提供: 日本の厳しい品質基準に合わせて、製品の改良と性能向上を行い、高品質の清掃ロボットを提供。
2. 日本市場に特化したカスタマイズ: 日本の顧客のニーズに応えるため、製品を日本市場向けにカスタマイズ。
3. 充実したアフターサービス: 購入後のサポート体制を整え、顧客満足度を向上。
4. ローカルパートナーシップの強化: 日本企業との協力関係を構築し、信頼性と市場浸透を高める。

これらの取り組みが、iKitbotの日本市場での成功に繋がりました。」

以上GPT4oに要約してもらったニュース記事です。いつもありがとう、4o!

 付け加えるなら、最初に提示したバージョンは日本の要望に対して60%の性能だったそうです。そこから様々な問題をクリアして合格点まで持っていき、市場で成功を収めるとは、、その熱意に脅威を感じるのは私だけでしょうか?

この話のポイント
 ここ数年の中国のデジタル技術、ロボット技術の躍進には目を見張る物があります。失礼ながら、ひと昔までは、中国製と聞けば
「安いけど性能は悪い、壊れやすい」
と言われたものですが、その後の躍進ぶりには目を見張る物があります。

 彼らの大躍進の理由は何かと考えると、少し考えただけでも良いことは勿論、きな臭いことも幾つも思いつきますが、私が考える大きなポイントは

勝ちを獲りに行くことに貪欲!

 最後はこれに尽きるのではないかと。日本人はどうしても、ガツガツしたり、お金に目の色を変えたりすることを良しとしない、品がないと考えがちですし、お金儲けを大っぴらに主張することにも眉を顰める風潮があります。歴史や国民性もあるでしょうし、育てられ方もあると思います。ですが、中国の世界を獲りに行く貪欲さと来たら!

 勿論、それが良くない面を持つことは日々ニュースを見ていれば一目瞭然ですが、ことビジネスに関して言えば、彼らの熱意と貪欲さがそのまま成果に繋がり、日本は結果、置いて行かれてしまっている気がします。

 少し前まで粗悪品が多かったイメージの中国製品がレベルアップし、更に日本の企業のリクエストに応えてカスタマイズした商品で契約を取る、その上アフターサービスまでバッチリというオマケ付き。

 たかがロボット掃除機の話と侮る勿れ。これは今後あらゆる分野で起こる可能性が高い現象だと思うのです。

まとめ
 最近、「失われた30年」は、日本人が自らの行動で「失った30年」だ、という論調をどなたかのビジネス本で読みました。一時の好景気に慢心して、その後の努力を怠り、いまだにシフトチェンジが出来ずにいる日本。古い規制にがんじがらめにされて、新しいことを中々軌道に乗せられずにいます。

 そろそろ過去へのプライドはかなぐり捨てて、人目など気にせず、周りと合わせることも置いといて、がむしゃらに努力しませんか?特に私達50代の人間は、新しいデジタル技術を習得せずにそろそろ定年、逃げ切り、なんて考えてる人もいるとかいないとか。

 人生100年と言えば、まだやっと半分ちょい。心身鍛えて、前を向いて、まだまだ新しいことに挑戦しなきゃ!せめてやる気のある若い人たちの邪魔をしない程度には、新しいビジネスモデルを習得し、ガンガン働き続けたいものです。

 私達世代、年金もそうそう簡単にはもらえないでしょうし、ね?


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