岸 晶子

子育て終わり、50代半ばからデジタル人材育成の仕事をしてます 主婦リスキリングから仕事…

岸 晶子

子育て終わり、50代半ばからデジタル人材育成の仕事をしてます 主婦リスキリングから仕事をする中での気づきや、DXの活用事例紹介、それらへの所見を書きます

最近の記事

高齢者ケアへのAI導入、現状と未来

はじめに  以前、高齢者見守りに生成AIを使うアイデアをnoteに投稿しましたが、実際に高齢者施設などでAIを活用している事例があったので、それらの紹介を。 そしてこれからはテクノロジーの力で、必ずしも歳を重ねる=各機能の低下ではなくなる!とまとめてみたいと思います。 高齢者のフィジカル面サポートへの活用例  ひとつ目は、品川区にあるデイサービスでの取り組みです。デイサービスでは多くのところで、通所者さんに体操をしてもらいます。体を動かすことで、筋力の低下を防いだり、関節の

    • 物流2024年問題への対応と私たちにできること

      はじめに  今月、つまり2024年4月から適用された、建設業界、物流業界の時間外労働上限規制は、両業界に大きな影響を与えています。そもそも、これらの業界は他業界よりも長時間労働が常態化しており、すぐには対応できないとのことで、他業界よりも5年間適用猶予をもらっていたわけですが、元々あったドライバー不足や輸送コストの上昇といった状況に更に厳しい条件が課せられたわけで、大手企業を中心に対応策が模索されています。 業界の対応策-ニュースより-  今回は特に物流業界が試行し始めた対

      • 日本の少子化問題を考える

        はじめに 日本の地方自治体のうち、744もの自治体が2050年までに消滅する可能性がある、とのニュースが話題になっています。 因みにこの自治体消滅、当該地域の若年女性人口が半数以下になるため、出生数が急激に減少する、という予測が元になっています。 ここで名前が上がった自治体の中には、高校がないため高校進学のタイミングで若者が当該地域を出てそのまま他地域に定住する、というパターンが一定存在するため、この部分の解決も必要だとは思いますが、今回はまず、少子化に歯止めを掛けるポイ

        • 地域の絆で高齢者を支える新たな選択肢、からの互助組織化

          はじめに 私が住んでいる場所は、都下ではありますがかなりの田舎です。ここ20年ほどで少子高齢化も東京都下のトップを独走する勢いで進んでいて、広報誌に寄れば、ウチの町内の平均年齢は60歳を優に超えているとのこと。自然、免許を返納する人も増えますが、採算の取れないルートでもあり、バスの本数は減る一方。不便な思いをされている高齢者は多いと思います。 私の義両親は近所に住んでいて、すぐ側に義理の姉夫婦、私達夫婦がいますので、買い物でも病院通いでもサポート出来ますが、周りは近くに子供

        高齢者ケアへのAI導入、現状と未来

          飲食店のオーダー方法とDX

          先日、ドライブの途中で寄った、某道の駅のレストランのオーダーが目新しかったので、今回は 飲食店のオーダー方法のデジタル化の種類をDXの観点から考える、というテーマで書いていきます。 飲食店のオーダー方法のデジタル化には、主に以下の3種類があります。 1. タブレット端末を使ったセルフオーダー 店内各テーブルにタブレット端末を設置し、客自身がメニューを閲覧して注文するシステム。注文データはキッチンに直接送信されるため、スタッフが注文を取りに行く手間が省けます。また、

          飲食店のオーダー方法とDX

          4月、定期券購入渋滞の季節-みどりの窓口の減少とMobile Suica-

          はじめに 4月、新学期開始と新社会人の出社が重なり、昔から定期券を買う、みどりの窓口に長蛇の列が出来る季節です。30ウンねん前、私も長時間並びましたが。 ですが、昨今その状況が少し変わっているようです。Mobile Suicaもあるし、減ってるとばかり思っていましたが、どうやら列は長くなっているらしい。このお話、Xで流れたのでご存知の方も多いかもしれませんが。 何故でしょう? みどりの窓口の減少 まずはみどりの窓口が、大幅に減っていることが原因の一つに挙げられます。 J

          4月、定期券購入渋滞の季節-みどりの窓口の減少とMobile Suica-

          QRコード読み込みで作品案内をスマホで聞けるサービスが素晴らしかった件

          はじめに 先日、東京富士美術館でのロバート・キャパの写真展を見に行ってきました。大好きな写真家さんなので、これを語り出したら止まらないのですが、今回のテーマはそちらではなく。 富士美術館でのスマホを使った作品案内サービスについて紹介したいと思います。 簡単、便利、しかも無料!言う事なし、です 操作方法 使い方は簡単です。 1.会場入り口にあるQRコードを読み込む 以上 笑 後は、美術館が有料で提供している音声ガイドと同じように、作品説明が聞けるエリアに行ったら、再生

          QRコード読み込みで作品案内をスマホで聞けるサービスが素晴らしかった件

          情緒的な受け答えができるClaude3に感動したので、介護や保育現場への利用を考えてみた

          はじめに 前回、「身体があったら何がしたい?」という私の質問に対する、Claude3の答えがとても丁寧で人間的だったので、これは介護や保育の現場に役立つんじゃないか、と思いつきました。カメラと併用、それによる感情認識技術とあわせて考えたいと思います。 1.介護現場 「身体」、ロボット的なものに搭載できれば一番良いのですが、現状介護ロボットと言えるものはまだまだ実用化の途上にあります。ですがClaude3による「声かけ」なら可能ではないかと考えました。 身内が老人ホームに入

          情緒的な受け答えができるClaude3に感動したので、介護や保育現場への利用を考えてみた

          Claude3との人間的会話

          ここ数年急激に生成AIの精度が上がり、特にデジタル界隈で仕事をしている人にとってはなくてはならないツールとなっていると思います。かくいう私も、GPT-4とClaude3を使っていますが、仕事の資料集めや、集めた資料の取りまとめなど、文系的な仕事にもとても重宝していますし、ほとんど相棒のような存在となっています。 一昨日、新聞でSoftBankのpepper君とコミュニケーションができる渋谷のカフェについての記事を見つけたので、Claude3にどんなカフェか知っていたらまとめ

          Claude3との人間的会話

          大阪万博工事現場のDX

          大阪万博まであと1年。相変わらず盛り上がりに欠ける印象ですが、工期が切迫している現場では、IoTやAIを使って、さまざまな工夫がされていると新聞で読みましたので、今日はその切り口で万博建設現場DXの話をしようと思います。 まず問題なのは、元々人手不足気味の建設業界が、「2024年問題」で益々人手不足に拍車がかかっていることです。「2024問題」とは、今年4月から施行された、建設現場での時間外労働を年間720時間に制限する、というもの。 このため、各社が現場の効率化に向けてD

          大阪万博工事現場のDX

          ライドシェア解禁で移動の選択肢が広がるのか?消費者目線で考える

          4月8日、日本版ライドシェアのサービスが東京都内でスタートしました。ライドシェアとは、一般ドライバーが自家用車で有料の乗客輸送を行うサービスのこと。海外では広く普及していますが、日本ではタクシー業界の反発などもあり、解禁されませんでした。 ライドシェア解禁は、消費者にとってどのようなメリットがあるでしょうか。第一に、タクシーが不足しがちな地域や時間帯での移動手段の選択肢が増えます。スマホアプリで簡単に配車でき、料金も事前に確定するため、利便性と共に料金体系への安心感が高まり

          ライドシェア解禁で移動の選択肢が広がるのか?消費者目線で考える

          自治体DX、まだ道半ば?転出届はスムーズ、転入届は用紙記入

          私は30年間専業主婦として家庭に専念してきましたが、子育て後DX人材を目指してリスキリングをし、現在はDX関連の検定問題作成の補助や、大学テキスト執筆サポートの仕事をしています。主婦で、DX人材という立場から、自治体のDXについて、現状と今後の課題について考えてみたいと思います。 先日、大学生の息子が引っ越しをしました。転出届はマイナポータルを利用してオンラインで完結できると聞いていたので、自治体のDXも進んでるんだなーと安心していたのですが、、 マイナポータルでの転出届

          自治体DX、まだ道半ば?転出届はスムーズ、転入届は用紙記入

          主婦から見たイオンのレジゴーの可能性と課題 ~DX人材としての視点から~

          私は30年間専業主婦として家庭に専念してきましたが、子育て後DX人材を目指してリスキリングをし、現在はDX関連の検定問題作成の補助や、大学テキスト執筆サポートの仕事をしています。主婦で、DX人材という立場から、イオンスーパーで導入されているレジゴーについて、その良い点と今後の課題について考えてみたいと思います。 レジゴーは、お客様自身がスキャナー(またはアプリを入れた自分のスマホ)を使って商品のバーコードを読み取り、決済までを自分で行うセルフレジシステムです。イオンでは20

          主婦から見たイオンのレジゴーの可能性と課題 ~DX人材としての視点から~

          主婦から見たONIGOの可能性と課題 ~DX人材としての視点から~

          3回目の投稿です。 私は30年間専業主婦を務めた後、リスキリングを経てDX人材へと転身した者です。今回は、そんな私の目線からONIGOについて考察してみたいと思います。 ONIGOは、AIを活用した新しい形の宅配サービスです。2020年にリリースされ、コロナ禍での非接触型サービスのニーズの高まりを受け、急速に利用者を増やしています。スマートフォンアプリから簡単に配送依頼ができ、荷物の追跡もリアルタイムで可能です。 私がONIGOの最大の魅力だと感じたのは、その利便性の高さ

          主婦から見たONIGOの可能性と課題 ~DX人材としての視点から~

          在宅ワークと家事

          在宅で仕事をされてる方は多いと思うのですが、皆さんどうバランス取ってらっしゃいますか? 在宅ワークを始めてから半年が経ちましたが、いまだに家事と仕事とののバランスを取ることには、正直なところ苦労しています。 「今日は仕事に集中する」と毎日のように思うのですが、家事の他に畑仕事(義実家は元々兼業農家)やら実家と義実家のあれやこれやが突発的に入ったりして、結局押せ押せになり、仕事に割くべき時間が思うように確保できないことも多くあります。 仕事には〆切があるし、お金をいただい

          在宅ワークと家事

          自己紹介

          初めてのnote投稿です まずは自己紹介から 50代半ばの主婦です。大学卒業後、某都銀情報システム部に所属していましたが、出産を機に退職。以来30年の専業主婦生活。 3人の子供達がいて、上と下で8歳違いなこと、下の子が大学受験でコロナ禍になったタイミングでリスキリングを決心、と思い切りが遅かったこともあり、勉強を始めたのが50歳過ぎでした。 夫からのアドバイスもあり、DXやビジネス関連の本を読み漁り、現在DXビジネス検定プロフェッショナルレベルとITパスポートを取得。夫