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雑誌『LDK』のビジネスモデルを考える

はじめに
 出版不況が長く続いていますね。何なら紙の本は無くなるとか町の本屋はもう、とか言われていますが、そんななか、元気に部数を伸ばしている雑誌があります。その名も
『LDK』

『LDK』はいわゆる生活情報誌ですが、そのスタンスが消費者の共感を呼び、人気を博しているのです。今回はそんな『LDK』をビジネスモデルの面から解説します。

LDKの特徴
 以下にその特徴を挙げていきます。今回も我が相棒、Claude3.5、ソネット君に協力してもらっています。
1. 商品テスト重視:
『LDK』の特徴は、日用品や家電製品などの徹底的な商品テストです。これが雑誌の中核コンテンツとなっています。
2. 広告非依存:
多くの雑誌と異なり、『LDK』は広告収入に依存していません。これにより、公平で偏りのない製品評価が可能となっています。
3. 購読者中心のモデル:
雑誌の収入源は主に購読料と書店での販売です。これにより、読者の利益を最優先にしたコンテンツ作りが可能となっています。
4. デジタル展開:
紙媒体だけでなく、デジタル版も提供しており、より広い読者層にアプローチしています。
5. ブランド拡張:
『LDK』ブランドを活用した書籍やムック本なども展開し、収益源の多様化を図っています。

このモデルにより、『LDK』は消費者の信頼を獲得し、独自の市場ポジションを確立しています。

LDKの強さ
 以上、ソネット君が箇条書きにしてくれましたが、更に私見を述べさせて頂くとすれば、

・スポンサーがいない為、徹底的に対象物を使い倒し、消費者がまさに知りたいことを正直に書いています。時に、辛辣!と思うような正直さが消費者に刺さりますし、「ガチなんだな」と納得出来ます。ちなみに編集部は実際に数種類の対象物を購入、使用するというお金も労力もかかることを毎回地道に繰り返しているとのこと。この姿勢が消費者の共感を呼びます。
・年に数回ムック本が出る為、読者は対象範囲のまとめ読みができます。LDK側からすると、ムック本出版の際は、新たに対象物を購入したり実験を繰り返したりする必要がない為効率が良く、高い収益率が見込めます。

まとめ
 世の中の雑誌はスポンサーがつき、広告ページが挟み込まれ、そこが収益化に大きく貢献するビジネスモデルでしたが、消費者がそんな雑誌の内容にそっぽをむき始めています。SNS全盛の今、スポンサーに逆らえない当該雑誌の記事が本当かどうか、歪められてないか、一般読者にも分かるのですから当然の流れでしょう。

 そういう意味では、雑誌自体が求められなくなってるのではなく、誠実さに欠ける内容がバレてしまって人気がなくなっている、とも言えます。

 読者、消費者の方を向いた、誠実な誌面作りが求められている、ということでしょうかね。

オマケ
 今回のイラストもいつものように4オムニ君に頼んで1回目に出してくれた物です。何となくイメージは合ってます。細かく見てはいけません 笑笑

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