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八丈島を舞台に自動運転、モビリティサービスの実証実験が始まる!

はじめに
 「海外に比べて日本はなかなか自動運転やMaasが進まないなー。やっぱり石橋を叩いてもなかなか渡れない国民性なのかなー」

と思っていたのですが、今月から東京都主導で八丈島を舞台に自動運転、モビリティサービスの実証実験が始まるそうです。いわば交通系DXです。これは興味深い!

実験の詳細
 実験の核となるのは、AIデマンドタクシー、シェアリングモビリティ、自動運転バスの3つです。AIデマンドタクシーは、人工知能による最適ルート設定で運行効率を高め、シェアリングモビリティは電動アシスト自転車を活用し、環境に優しい短距離移動手段を提供。そして、自動運転バスが空港と主要港を結ぶことで、観光客の利便性向上と運転手の労働負荷軽減を同時に実現するとのこと。

 予約はスマホアプリからですが、電話でも受け付けるとのことで、デジタル弱者への配慮もなされています。

実験の結果期待できること
 この実証実験のメダマは、新しい交通手段の提供というだけではありません。データとデジタルを駆使することで、人々の移動パターンや需要を正確に把握し、より効率的なサービスを構築できるようになります。また、蓄積したデータを分析することで、既存のものとは一線を画す都市計画や観光戦略の立案にも繋がるでしょう。

 八丈島を舞台にしたのも秀逸です。他地域から分離されたエリアで、一定以上の人口がいて、観光地でもあるため各種移動手段が存在しており、外部の影響を受けずにモビリティサービスの正確なデータが取れるからです。

 これが成功すれば日本全国の地方都市に適用可能なモデルケースが出来上がるのでは?交通難民の解消、観光産業の活性化、環境負荷の軽減など、色々な効果が期待出来そうです!

考えられる課題
 しかし、課題も幾つか考えられます。例えば新技術の導入に伴う住民の不安や抵抗感。自動運転のバスなんて怖くて乗れない!と言う方もいらっしゃるでしょう。また、実験自体の初期投資の高さ、セキュアなデータ管理も課題となるでしょう。これらの課題を克服し、地域に根ざしたDXを実現するには、行政、参加企業が一体となり、また住民には十分な説明が必要でしょう。

まとめ
 今回の八丈島の実証実験は、テクノロジーと地域社会の共生を模索する試みでもあります。過疎化、人口減少が進む日本のみならず、同様の課題を抱える世界中の地域にとって貴重な参考事例となりうる。そう考えるとワクワクします。

 DXによる交通革命は、地域社会のあり方そのものを変革する可能性を秘めています。八丈島の取り組みが、持続可能な地域社会実現、スマートシティ構想の実現への1つの解決案となる事を期待しています!

オマケ
 今回のイラスト、chat GPT4o君は1発で描いてくれました、素晴らしい!吊り橋はまあ、ご愛嬌です 笑

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