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リキシャワラーのギャランティ稼ぎのために高級土産店を巡ることになった≡インド

これはアグラーというタージマハルのある街で覚えたただのインドでの暇つぶしである。

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アグラーには午後2時ごろ到着した。タージマハル観光は翌日にするとして、ルーフトップレストランでなんだかハリボテのように見えるタージマハルを眺めながら遅めのランチを食べた。もちろんカレー。

散歩をしに外に出るとリキシャワラー(サイクルリキシャの運転手)に声をかけられ立ち止ると、いつの間にか数人のリキシャワラーに囲まれていた。どうやらこの時間はバザール以外なんもないらしい。嘘かもしれないけど。

それならばと気軽な気持ちで向かうと、高級店エリアに連れて来られてしまっていた。少しだけ申し訳なさそうな笑顔で「ギャランティが欲しくて。リキシャ代は安くするし、買わないでいいから…」とかなんとか言っている。

あ〜そう言うことか!やはりバザール以外ないなんて嘘だったのでは…?そう思いつつ、戻られてもやることもないので付き合ってあげることにした。

まずはシルバーアクセサリー。「欲しそうな演技はしてくれ」と言われたので説明を聞きつつ、質問したり可愛いのがあれば試着もしたりして。また最終日に買いに来るねというとすんなり帰してくれる。

外に出るとリキシャワラーは、少し無愛想にわたしを乗せて走り出す。ショップから離れると振り返って「10ルピ〜!(ニッコリ)」ってもらったらしき紙幣をピラピラさせている。そのあとは工芸品ショップ、大理石工場&併設ショップと巡り、その都度10ルピーだかなんだかもらっていた。

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大理石工場では大理石への宝石のはめこみ技術を見せてもらい、光の通りかたを朝・昼・夕・夜(月夜)とタージマハルのミニチュアにライトを当てながら説明してくれたりした。

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翌朝のタージマハルでライトグレーからオレンジがかっていくのを見ながら「大理石でできたタージマハルは日の光によって美しさが変化するんだよ」という彼らの説明を思い出していた。

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お役立ち情報ではないか。

3軒まわり、暗くなってきたので戻った。2時間ほどだったか、彼はリキシャ代とチップで20ルピー+ギャランティ30ルピー稼いで「ありがとね〜〜」ってめっちゃ笑顔で帰って行った。

ギャランティ稼ぎのお供楽しかったよ。ありがとうね。

おわり。India November.2008.



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