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#シラクーサ

サン・ピエトロ教会@モディカ

サン・ピエトロ教会@モディカ

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.97>

シチリア島のバロックの町・モディカ(Modica)。
昼食後、さらに、丘を下に下っていくと、メインストリートに鎮座する
サン・ピエトロ教会(Chiesa di San Pietro)。
こちらも、必見の教会です。

存在感が素晴らしい現在の姿は、17世紀に再建されたもの。
教会への階段には、等身大の12人の使徒の彫像が、教会を守っています

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シチリア陶器「デ・シモーネ」

シチリア陶器「デ・シモーネ」

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.104>

有名なシチリア陶器のひとつ「デ・シモーネ(DESIMONE)」。
食卓周りの陶器を製造しているメーカーで、日本のイタリア料理店でも、
器や水差しとして、装飾として使われています。
イタリア好きの方でしたら、一度は、目にしたことがあるのではないでしょうか。

シチリアのカターニャ(Catania)が本拠地で、各地にもショップがあり、ここラ

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ラグーサ・世界遺産のバロックの街へ

ラグーサ・世界遺産のバロックの街へ

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.99>

シラクーサ(Siracusa)滞在・4日目。
この日は、列車に乗り、ラグーサ(Ragusa)へ向かいました。

シラクーサから列車で、2時間強。
前日、訪れたモディカ(Modica)と同じ路線で、モディカを通り過ぎて、
さらに、シチリアの内陸に入って行きます。

この日の列車にも、モディカ日帰り旅で、お世話になった車掌さん&駅員さんが乗車

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サン・ジョルジョ教会からの眺め@モディカ

サン・ジョルジョ教会からの眺め@モディカ

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.95>

モディカ(Modica)の丘の中腹に佇む、サン・ジョルジョ教会(Chiesa di San Giorgio)。
教会の外観も素晴らしいのですが、ここからの眺めも素晴らしいのです。

教会前には、大階段があり、下へ下へと繋がっています。

その魅力に取り憑かれて、何度も、再訪される方も多いシチリア。

私も、この横断が、2度目ですが、このシ

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サン・ジョルジョ教会@モディカ

サン・ジョルジョ教会@モディカ

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.94>

モディカ(Modica)の高台から小路を散策しながら下りてきて、
パッと視界が開け、この道に出ました。

この先に、目的の教会があります。

サン・ジョルジョ教会(San Giorgio)

18世紀に造られた、モディカを代表するバロック様式の教会です。
この佇まいが、本当に美しくて、思わず、溜息。

私は、バロック様式の教会、特に、ファ

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モディカの町 ☆ 小径に迷い込みながらも、ゆったりと散策を楽しみました

モディカの町 ☆ 小径に迷い込みながらも、ゆったりと散策を楽しみました

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.93>

モディカ(Modica)の駅員さんに車で送ってもらって到着した高台。
「モディカ・アルト(Modica alto)」と呼ばれるここから、散策スタートです。

まず、スタート地点・サン・ジョバンニ教会前の広場からの眺めです。

お天気良し!そして、眺めも良し!
さあ、ゆっくりと下っていきましょう。

静かで、穏やかな雰囲気のある街・モディカ

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2500年前の石柱を見て、感じて ⭐︎シラクーサのドゥオーモ

2500年前の石柱を見て、感じて ⭐︎シラクーサのドゥオーモ

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.83>

シラクーサ(Siracusa)のオルティージャ島で、一番大きい広場といえば、ドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)。

初めて、目にした時、南イタリア・プーリア州のレッチェ(Lecce)にある
バロックの傑作「サンタ・クローチェ聖堂」を思い出しました。

この広場の主も、惚れ惚れするほどの、バロック式ファザードが美しい大聖堂(

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アコーディオンの音が響く、陽気な店内

アコーディオンの音が響く、陽気な店内

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.81>

シラクーサ(Siracusa)での昼食。
美味しいお料理を頂いていると、店内で陽気な音色が聞こえてきました。

いわゆる流しの演奏者さん。
お馴染の演奏者さんのようで、お店の方が招き入れて、演奏されました。
なんと、この時は、3曲も披露して下さって。

最初は、静かに聞いていたお客さま達も、2曲目、3曲目と、段々と盛り上がっていき、最後は

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石切り場散策&ローマ円形劇場

石切り場散策&ローマ円形劇場

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.79>

シラクーサ(Siracusa)の考古学地区には、広い敷地内に、緑が溢れていて、ゆっくり散策できる公園としても愛されています。

歩いてみましょう。

シラクーサの城壁や建物の資材として、石灰石が切り出されていたこの石場は、シチリアの熱い陽射し、そして、海からの風で、次第に、樹木が育ち、
今の、緑溢れる庭園になっていったそうです。
散策中も

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石切り場の洞窟「ディオニシオスの耳」

石切り場の洞窟「ディオニシオスの耳」

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.78>

シラクーサ(Siracusa)のギリシャ劇場・横に、もうひとつ見るべき場所があります。

「天国の石切り場(Latomia di paradiso)」と、呼ばれている石切り場で、
その中でも、ひときわ目を引くのがこちらです。

耳の形をしているこの洞窟は、画家のカラヴァッジョ(Caravaggio)が、
名付けたと言われています。

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シラクーサ考古学地区の、ギリシャ劇場

シラクーサ考古学地区の、ギリシャ劇場

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.77>

シラクーサ(Siracusa )の考古学地区は、鉄道駅の北側に広がっています。
考古学博物館の裏にあるのが、こちら、カタコンベです。

「カタコンベ(Catacombe)」とは、「地下墓所」のこと。
元々、シラクーサの初代司教であった聖マルツァーノのお墓があり、
6世紀、そこに建てられ教会で、当時は、大聖堂(Catedrale)としても使

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ギリシャ神・ゴルゴン シラクーサの考古学博物館にて

ギリシャ神・ゴルゴン シラクーサの考古学博物館にて

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.76>

シラクーサ滞在1日目。
この日は、シラクーサの北西にある考古学地区へ、足を運びました。

滞在しているオルティージャ島(Ortigia)から、ヌオーヴォ橋(Ponte Nuovo)を渡って、考古学地区へ歩いて向かいます。

お天気も良く、本当に、気持ちの良いウォーキング日和。
元々、歩くのが大好きな私ですが、これだけの青空を見ながら歩く

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パピルスのお土産 ~シチリア島シラクーサより~

パピルスのお土産 ~シチリア島シラクーサより~

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.70>

シチリア州、古代ギリシャ時代の遺跡が残る街・シラクーサ(Siracusa)。
この中心地でもあるオルティージャ島(Ortigia)の泉に自生するパピルス(Papiro)は、世界最古の紙の原料でもあります。

パピルスの保護地でもあるシラクーサは、今も、パピルスの存続・普及に尽力していて、見学ができる作業場もありますし、パピルスを使った作品

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