マガジンのカバー画像

アート

203
美術、本、映画、音楽、お気に入りのアート情報を書いてきます。
運営しているクリエイター

2021年11月の記事一覧

カルタジローネ名物・陶器が魅力の長階段(スカーラ) 

カルタジローネ名物・陶器が魅力の長階段(スカーラ) 

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.110>

シチリア島で、陶器の街として知られているカルタジローネ(Caltagirone)。
この街で、一番有名な観光名所と言えば、こちら。
142段の長大な階段・スカーラ(Scala)です。

正式名は「サンタ・マリア・デル・モンテの階段(Scala di Santa Maria del Monte)」。

この階段を上りきったところにある教会

もっとみる
陶器の街・カルタジローネへ

陶器の街・カルタジローネへ

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.109>

この日は、カターニャ(Catania)から、バスに乗って、南西へ 60㎞程。
カルタジローネ(Caltagirone)を訪れました。

標高 808mの丘の上にあるこの街は、紀元前2000年頃から、人が定住していた跡があり、古代ローマ時代は、シクリ人が住んでいました。
その後、アラブ人に占領されて、カルタジローネに城を築き、
コムーネ(

もっとみる
シチリア陶器「デ・シモーネ」

シチリア陶器「デ・シモーネ」

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.104>

シチリア陶器といえば、「デ・シモーネ(DESIMONE)」。
食卓周りの陶器を製造しているメーカーで、日本のイタリア料理店でも、
器や水差しとして、装飾として使われています。
イタリア好きの方でしたら、一度は、目にしたことがあるのではないでしょうか。

シチリアのカターニャ(Catania)が本拠地で、各地にもショップはあるのですが、こ

もっとみる
ラグーサ・世界遺産のバロックの街へ

ラグーサ・世界遺産のバロックの街へ

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.99>

シラクーサ(Siracusa)滞在・4日目。
この日は、列車に乗り、ラグーサ(Ragusa)へ向かいました。

シラクーサから列車で、2時間強。
前日、訪れたモディカ(Modica)と同じ路線で、モディカを通り過ぎて、
さらに内陸に入って行きます。

この日の列車にも、モディカ日帰り旅で、お世話になった車掌さん&駅員さんが乗車されていて、

もっとみる
「一分間だけ」 原田マハ 著

「一分間だけ」 原田マハ 著

手に取ったものの、絶対に泣く…と、しばらく本棚で眠っていた一冊。

ファッション雑誌編集者の主人公・藍のもとに、子犬のゴールデンレトリーバーの「リラ」がやってきてからの物語。
読み始めたら、大好きなマハさんの魔法にかけられて、一気に読み進めて、
最後は、やはり号泣してしまいました。

私が、中学生の時、生後2~3ヶ月の頃、道端で震えていたところを、獣医さんに拾われて、我が家にやってきた柴犬「ユキち

もっとみる
サン・ジョルジョ教会からの眺め@モディカ

サン・ジョルジョ教会からの眺め@モディカ

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.95>

モディカ(Modica)の丘の中腹に佇む、サン・ジョルジョ教会(Chiesa di San Giorgio)。
教会の外観も素晴らしいのですが、ここからの眺めも素晴らしいのです。

教会前には、大階段があり、下へ下へと繋がっています。

その魅力に取り憑かれて、何度も、再訪される方も多いシチリア。

私も、この横断が、2度目ですが、このシ

もっとみる
サン・ジョルジョ教会@モディカ

サン・ジョルジョ教会@モディカ

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.94>

モディカ(Modica)の高台から小路を散策しながら下りてきて、
パッと視界が開け、この道に出ました。

この先に、目的の教会があります。

サン・ジョルジョ教会(San Giorgio)

18世紀に造られた、モディカを代表するバロック様式の教会です。
この佇まいが、本当に美しくて、思わず、溜息。

私は、バロック様式の教会、特に、ファ

もっとみる