見出し画像

「一分間だけ」 原田マハ 著

手に取ったものの、絶対に泣く…と、しばらく本棚で眠っていた一冊。

ファッション雑誌編集者の主人公・藍のもとに、子犬のゴールデンレトリーバーの「リラ」がやってきてからの物語。
読み始めたら、大好きなマハさんの魔法にかけられて、一気に読み進めて、
最後は、やはり号泣してしまいました。

私が、中学生の時、生後2~3ヶ月の頃、道端で震えていたところを、獣医さんに拾われて、我が家にやってきた柴犬「ユキちゃん」。
16年間、そばにいてくれて、多くの時間を一緒に過ごしました。

どれだけ、彼女の存在に癒され、励まされて、優しい気持ちになれたことか。
今でも、その当時の事を思い出すと、ほっこりと温かい気持ちになります。
私にとっては、かけがえのない、唯一無二の存在でした。

「一分間だけ」。
この言葉から伝わってくる気持ち、深い愛情…。
あの頃に戻って、共感し、読み終えた作品でした。

この記事が参加している募集

お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。