頭痛レポ。

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3月9日月曜日。
痛みで目が覚めた。

その痛みは、左目の眼球が上下からぐぐぐ…と力強く押し潰されるような感覚だった。

と、同時に吐き気がやって来て、起き上がるのもやっとだった。痛みと吐き気両方あるので、気持ち悪さもあった。

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社会人一年目にして休みがちだったので、なんとか着替え、なんとか出勤する。

通勤中も痛み、吐き気、気持ち悪さ治まらず、むしろガンガン、ガンガンと痛みが増していった。

なんとか会社に着いたものの、気持ち悪さはどこにも行かず、フラフラっと浮遊しているような感覚に襲われる。痛みも悪化しており、パソコンの画面を見ることが困難だった。

始業前まで休んでいようと思い、痛みがある左目を閉じ、左手を握りこぶしにし、左目を押さえる。それをすれば楽になる、というわけではないが、何もしないよりはマシだった。

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左手で左目を押さえている間、暗い世界が広がる左目で何かを捉える。

それは、白いもや〜っとしたものだった。雲のようにも見えるそれは、主に白色だったが、徐々にレモンイエローの眩しい光を帯び、痛みを悪化させていく。

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それをもっと見ようとすると、すぅっと消えていく。見ないようにしようと、ふっと力を緩めるとまた現れる。光を帯びる。眩しい。痛い。消える。現れる。…繰り返しだった。

「大丈夫?」

眩しさと痛みに耐えていると、同期や先輩社員が心配そうに僕の顔を覗き込んだ。僕は頭が痛いことを伝えた。その様子があまりにもつらそうに見えたのか、帰った方がいいと言われた。

お言葉に甘え、僕は病院に寄ってから帰ることにした。ただでさえ休みがちだったし、しかも週明けから体調を崩すとは何事かと思われたのだろう、上司に報告すると、注意された。僕は申し訳ない気持ちでいっぱいになるが、頭痛は治まらなかった。

会社からさほど遠くない距離に内科があるのだが、僕は風邪をひくたびにそこを訪れているので、そこの医師とは顔なじみレベルになってきた。

今日はどうしたのかと訊ねられ、僕は頭痛がひどいことを告げる。熱はあるかと訊ねられ、平熱だったと答える。そして、自分が頭痛持ちであること、今回はいつもの頭痛とは違い、左目の方が痛むと伝えた(いつもは右目の方が痛む)。

一応喉を見てもらい、脈の速さを確認してもらう。風邪かどうか診断するためだ。

結果、風邪と言われたが、僕はその診断を聞いて、「この病院は、風邪と言えばいい、みたいなものがあるのだろうか」と思った。頭痛持ちだと説明したのにも関わらず、平熱だと言ったにも関わらず、頭痛のチェックを一切行わなかったからだ。

宮城にいた頃は、心療内科で頭痛のチェックを行なってもらったが、それは本当に偶然、頭痛のチェックをしてもらった。そこで自分は本当に頭痛持ちであると自覚したのだが…この病院では頭痛のチェックをしてもらえない。頭痛と認めたくないのだろうか。もやもやした気持ちのまま、痛みを抱えたまま、薬局に寄り、薬をもらう。

家に帰る道中で、セカンドオピニオンを受けようかと考えた。頭痛を本気で治したいと考えた。

社会人だから健康に気を遣う、というのももちろんあるが、それよりも、頭痛を起こしたくないのだ。頭痛を発症してしまうと、何もできなくなってしまう。それが嫌だった。

土曜日でも診断してくれる、別の病院へ行こうかと考えている。

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