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ある
2019年5月12日 12:03
連休明けの憂鬱に、どうにも著者 (哲学者:ドゥルーズ=ガタリ) と距離を感じてしまう書物から離れ、大学の裏山へと出向いた。十日間もご無沙汰にすれば、この時期の森にとって、桜が散ってゆく悲しみを克服するのには十分すぎるようだった。対人での陽気な会話は些か億劫で、書物に腰を据えて故人と面するには、思考の深みが足りないような気分の私にとって、緑しかない世界は居心地がよかった。なんとも拍子抜け