9月22日 伴走開発への理解を深める
9月22日ですね。
ここ最近、伴走開発と呼ばれる案件が増えています。
伴走開発とは従来のような開発業務(要件定義書の作成、設計書の作成、コーディング、テスト)を行わず、アドバイスのみに徹しながら、お客様のビジネスの目的に向けて一緒に走ることです。
こう書いてはみたものの、伴走が何かについて、確たる定義があるわけでもなく、私も完全に理解している訳ではありません。
ただ、伴走という考え方によって、システム開発のあり方は確実に変わったと思っています。
私が常々言っているのが、お客様にシステム開発の当事者担ってもらうことの必要性です。
もう、従来のようなシステム会社に任せっぱなしのシステム構築では現場の声は拾いきれません。
kintoneのようなLow Code/No Codeプラットフォームをお客様に使熟達してもらうことで、システムの当事者になってもらえます。
当事者になってもらえれば、システムで可能なことそうでないことの切り分けや、システムにすべき業務などをお客様に事前にスクリーニングしてもらえるようになります。それによって要件定義の精度も上がり、ビジネスの要件とシステムの完成のイメージがより近づきます。
納期間近になっての要件変更も起こりにくく、運用開始後にも問題が生じにくいです。
ただ、それにもかかわらず、今までは私の意識に開発会社は開発をするもの、という意識が残っていました。つまり、初めから開発主体の提案が多かったように思います。
そうなると、要件定義のすり合わせの時間が必要になります。この時にお客様側に本気でkintoneの仕様や癖を理解してもらっておかないと、後々動きや機能の認識に齟齬が生じます。
お客様が手を動かしてもらうことを前提の伴走開発であれば、お客様は否が応でもkintoneを触るほかなく、認識のずれが生じにくいです。
また、お客様主体でシステム構築を進めることは、長期的に見るとお客様もこ自身の知見が貯まります。
システム構築を一期一会ではなく、その後に繋げる。それこそ、会社設立当初からの私の思いでした。
なかなか思うように行かず、結局は一期一会になってしまっているケースも散見されました。
今、世の中はシステムがシステム会社や情報システム部のものだけではない、という考えに進みつつあります。
弊社もその方向に切り替えていきます。
伴走開発の肝要を理解しつつ。
そうすることで、増え続ける案件に対応しようと思います。
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。