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8月26日 自主の学びを放棄するなかれ

8月26日ですね。

昨日、公立校教員の残業代の支払いを争点とした訴訟で、残業代を支払ってほしいとする原告の請求が退けられたそうです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6436709


私もあまり知らなかったのですが、公立校の教師は、教職員給与特措法によって残業代の支払いがなく、別の名義の手当によって支払されているそうです。

私も小中高の12年間、先生方にはお世話になりました。放課後の作業に勤しむ姿も見かけました。それらの作業は、全て教師の自主的な作業と言う名目になっていた様です。

規制や法律の定期的なアップデートが必要な良い例だと思います。

教師の待遇改善や増員など、少子化と財務状況が悪化する今の状況で、どこまで改善できるのか。ですが、やらなければ教育はますます荒廃するでしょうね。

私は、ここで自主ということについて考えてみました。この記事に出てくるような先生方の作業を自主と見なすことはあり得ません。テストの採点や部活動など、押し寄せる業務をこなすに、やるしかないのでしょう。それを自主と言われれば、訴訟を起こしたくなるのも理解できます。

その一方、IT業界に自主作業はあるのでしょうか。あると言うしかありません。

もちろん、企業としては、就業規則の定めた労働時間を守らせること、それを超過する場合は残業代や休日手当を出す義務があるのは当然です。


一方で私も経営者であり賃金を払っている立場です。むやみに残業代が増えることは、経営を考えると避けたいです。


では、どこまでが業務の範疇なのか、スキルを上げるための勉強はどこですれば良いのか。

あらゆる勉強に残業代を出すのは、経営者の立場からすると難しいと言うしかありません。

一方、夜はプライベートのことに集中し、全くITに触れない生活を続けると、その人のスキルはやがて通用しなくなります。

業務時間内で勉強すれば、と言う意見もありそうですが、残念ながら今のITの状況はそれを許しません。

毎日無数のサービスが世界中から生み出されています。新たな言語、言語やOS やフレームワークのバージョンアップ、端末の発売が続きます。それに加えて新たな働き方や、思考ロジックや営業手法が続々と登場しています。業務時間内に勉強などできるわけがありません。そうすると業務時間外に勉強が必要です。

特に、経営者や個人事業主はそう。プライベートの時間はどんどんと削られていきます。

少なくともIT業界で生計を立てている方は、上に紹介した判決の結果、業務時間外に自主的に学ぶ事を放棄しない方が良いです。

最近、あらゆる書籍代を無条件に会社から支給するとの画期的なツイートを見かけました。kintone界隈では有名なJOYZOさんです。

自主を促し、なおかつその心意気に対してきちんと会社が費用を持つ名案です。

最近落ちる一方の読解力や文章力を培うため、弊社でも取り入れたいと考えています。

ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。