ドラマ日記『ドラゴン桜』(最終回)&『青天を衝け』(第20話)

かつて三流高校から東大合格者を輩出した元暴走族の弁護士・桜木(阿部寛さん)が、元教え子の水野(長澤まさみさん)と共に、破綻寸前の高校を再建しようとする『ドラゴン桜』続編最終回。前作の生徒役のガッキーらがサプライズ出演。

2次試験に向けてラストスパートに突入する東大専科。生徒たちは、最後の追い込みで東大の過去問を必死にやり遂げる。そんな生徒たちに桜木が用意した大逆転の秘策とは?果たして結果は?そして龍海学園の行く末は…?

東大2次試験でも一波乱あり、他校の生徒に絡まれていた健太(細田佳央太さん)を助けた本命の藤井(鈴鹿央士さん)は怪我もあってか不合格。逆に、足切りギリギリで無理と思われていた瀬戸(髙橋海人さん)が合格という読めていた展開。早瀬(南沙良さん)が青学はちょっと意外。

事前の予想合戦&ネタバレ報道を超える、 前作生徒役(山下智久・新垣結衣・小池徹平・サエコ・中尾明慶)が全員登場のサプライズ。ただし、山Pは声だけでしたが。出演はわずかでしたが、続編最終回に華を添えたでしょう。

学園売却の件は、坂本(林遣都さん)と米山(佐野勇斗さん)が、実は桜木の味方だったというオチで決着。話を大きくした割りに、敵は案外小さかったですね。なくてもいいパートだったかな。

当初、新生徒役を「地味だ」という論調も多かったですが、終わってみれば今期ドラマの中でトップ人気。藤井役の鈴鹿央士さんなど、みんなしっかり爪跡を残し、名前と顔を覚えられたんじゃないでしょうか。若手俳優発掘の意味でも、やっぱり1クールに1作品ぐらいは学園ドラマが欲しいなあ。

続いては、“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第20話。

家茂(磯村勇斗さん)が亡くなった。慶喜(草彅剛さん)の将軍就任が確実視される中、栄一(篤太夫)は「今将軍になっても、国中の非難を一身に背負うだけ」と慶喜に進言する。一方、薩摩の大久保一蔵(石丸幹二さん)は岩倉具視(山内圭哉さん)と共謀し、王政復古を画策していた。

金曜日の『あさイチ』プレミアムトークに出ていた、磯村さん演じる家茂は開始早々に死去。将軍となった慶喜に従って、幕臣となった栄一たちの鬱屈とした様子が描かれる中、新選組副長・土方歳三役の町田啓太さんが最高にカッコよかったなあ。まだ出番はあるのかな。

来週はいよいよ、栄一にフランス行きの話が持ち上がる渡仏展開。とはいえ、東京オリンピック放送の関係で、7月25日~9月5日まで5話分が放送を休止するとのこと。大政奉還とか、明治維新とか一番の山場なのに…。大河と五輪とどっちが大事だと思ってるんだ(ドラマ脳)。


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