ドラマ日記『天国と地獄』(第6話)&『青天を衝け』(第2話)&『ホリミヤ』

警視庁捜査一課の刑事・望月彩子(綾瀬はるかさん)と、サイコパスな殺人鬼容疑者・日高陽斗(高橋一生さん)の魂が入れ替わる、ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』第6話。陸(柄本佑さん)が大活躍の回でした。

望月<実は日高>が所持する手紙の差出人が、今回の事件の手がかりになると読んだ日高<実は望月>は、日高の過去を調べ始める。一方、河原(北村一輝さん)は、連続殺人事件の発端となった3年前の事件で、証言をした目撃者を問い詰めた結果、ある人物の存在に行きつき…というストーリー。

九十九(中尾明慶さん)の新月殺人情報をきっかけに、日高の証拠品を見つけるべく、陸らがロッカーを大捜索。ついに、次に狙われるの人物が“9”「久米正彦」と突き止め、自宅前で待ち伏せした日高<実は望月>ら。

結果的にミスターXらしき人物は、日高<実は望月>らに気がつきそっと去り、動機は不明ながら事前に忍び込んでいた望月<実は日高>は、日高<実は望月>らに目撃され、追われるもダッシュで逃亡。殺人未遂に終わった今回、新たな人物名も登場し、さらに謎が深まりました。

考察は人任せにして、ゲスト出演者について少し。嘘の目撃証言をしていた女役の橋本真実さんは、『アンナチュラル』中堂(井浦新さん)の殺された彼女役。綾瀬さんとは『JIN-仁-』『義母と娘のブルース』で共演。

久米正彦役の菅田俊さんは『義母と娘のブルース』では綾瀬さんの上司役、その妻役の梅沢昌代さんは『知ってるワイフ』剣崎(大倉忠義さん)の母役。免許証の男役の田口浩正さんと綾瀬さんは、『JIN-仁-』『きょうは会社休みます。』などで共演してますね。

次は、“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第2話。子役から本役の吉沢さんに、途中からバトンタッチしました。

村祭りが大人の事情で中止に。栄一(子役:小林優仁さん)たちは、ある計画を思いつく。一方、一橋家の養子に入った七郎麻呂(子役:笠松基生さん)は名を慶喜と改める。隠居中の父・斉昭(竹中直人)は、政界に返り咲こうとする。そんな中、ペリーが来日し…というストーリー。

栄一の父(小林薫さん)の勤勉で実直、人望もありつつユーモアな姿、そんな父ですら、過酷な要求をする代官に頭を下げざる得ない社会の理不尽さ、母の言葉と共に、栄一の生涯にわたるバックボーンとしてしっかりと刻まれました。

一方、一橋家の中と、慶喜(笠松基生さん)を将軍にしたいと思っている家慶(吉幾三さん)の前とでは、裏表を使い分ける慶喜の性格が、将来を予感させました。大人になった慶喜(草彅剛さん)の能面を外した際の表情が、また能面で闇深い。

栄一と慶喜を対比的に描きつつ、ペリー来航という歴史の大きなうねりも巧みに盛り込まれた脚本で、今回も文句なく面白かったです。とはいえ、家康解説演出はいらないんだけどなあ。幅広い視聴者を取り組むための「親切設計」で、少々ウザい大河になりそうな気配。

最後はアニメ版『ホリミヤ』。ドラマで手一杯のため、放送中のテレビアニメを見ることはあまりないのですが、ドラマ版がよかったので、Tverで1~6話まで見ました。

堀京子はクラスの中心的存在ながら、実は家事や年の離れた弟の面倒に勤しむ家庭的な高校生。ある日、ケガをした弟を、見知らぬ男(実は宮村伊澄)が家に送り届けてきて…クラス一のモテ女子とネクラ男子による、恋愛・友情・青春が詰まった超微炭酸系スクールライフ!

ストーリー・キャラ・声優・演出・作画と、どれも素晴らしい。一言で言えばキュン系神アニメ。6話でついにキスに到達。まだ見てないですけど7話で事後!?青春はいいねぇ、貴い(遠い目)。


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