ドラマ日記『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』(初回)

同クールドラマの”掛け持ち”は、昔は珍しかったようですが、近年は「朝ドラ・大河ドラマ×民放連ドラ」というようなパターンを中心によくあることで、むしろ売れっ子の証のようなところもあります。

今期でいえば、大河『麒麟がくる』と民放ドラマを“掛け持ち”が、染谷将太・川口春奈・木村文乃・滝藤賢一・間宮祥太朗・風間俊介(敬称略)ら。民放連ドラ同士の“掛け持ち”はやや少なめで、仲野太賀さんや山口紗弥加さんらがいます。

『共演NG』での怪演がすでに話題になっている山口さん。秋ドラマとしては遅めの18日、主演ドラマ『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』がスタートしました。

原作は、2019年に開催されたテレビ東京、note、幻冬舎による「コミックエッセイ大賞」の入賞作品(著:松本千秋さん)ということで、note絡みだったことを今さら知りました。

若くして結婚したため、男性経験少なめな、38歳バツイチ女性のチアキ(山口さん)が、親友のリカ(町田マリーさん)のすすめでマッチングアプリに登録。すると次々に年下イケメン男子からの反応があり…というストーリー。

ラブコメイメージの薄い山口さんが、“第二の青春”とばかりに、次々と現れる年下イケメン男子たちにときめく姿が新鮮で楽しい。男子役には無名な人も少なくなく、そこが妙にリアル感があっていい。朝ドラ『まんぷく』塩軍団の小松原こと、前原滉さんの大学生役が可笑しい。

マッチングアプリも様々で、結婚を目指す真剣なものから遊び感覚まであり、リカが紹介したものがちょっと軽めというのがミソ。“ヤリモク”の男子たちが群がってくる現象を、どう捉えるかは人それぞれ。チアキがどう受け止めていくかが、今後描かれていくのでしょう。

主題歌は東京事変(椎名林檎)の新曲と豪華。椎名さんと山口さんは同じ中学(福岡市早良区百道)の先輩後輩という縁もあるのでしょう。椎名さんの『無罪モラトリアム』の「正しい街」でも面白かったですけどね。

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