ドラマ日記『日本沈没』(3話)&『青天を衝け』(32話)

小松左京による不朽の名作を、2023年の東京を舞台に描く『日本沈没-希望のひと-』の第3話。「半年以内に関東圏沈没」説が国民の知るところに。

1年以内に関東沈没が起きる。そう訴えた田所博士(香川照之さん)だが、1年以内というのはいつ起きてもおかしくないと天海(小栗旬さん)に言い放つ。天海は、今すぐにでも対策を練らなければならないと感じて、東山総理(仲村トオルさん)に訴えかける。

最新のデーターから田所博士は関東沈没を70%と分析。地球物理学の世界的権威であるジェンキンス教授も支持したことから、日本未来推進会議のメンバーも真剣になりますが、国民への伝え方を巡って、天海と盟友の常盤(松山ケンイチさん)たちが対立する展開。一旦決裂する流れかな。

二人の会話を密かに録音していた記者の椎名(杏さん)の記事をボツにする編集長役で、今週は伊集院光さんの出番が多め。新聞に関東沈没の記事が掲載されるたのは、天海と手を組んだ椎名のリークなんでしょう。次回も気になりますが、まさかの選挙特番でお休みです。

“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第32話。円四郎(堤真一さん)の妻やす(木村佳乃さん)が久しぶりに登場。

栄一は政府を辞め、第一国立銀行の総監役として、新たな道を歩み始める。その頃、岩崎弥太郎(中村芝翫さん)は、大蔵卿の大隈重信(大倉孝二さん)と結びつきを強め、海運業で急成長していた。

政府と関係を強めるラスボス岩崎弥太郎(中村芝翫さん)が登場。演じる中村さんのインパクト大。岩崎の暗躍もあって、栄一の第一国立銀行が早くも経営ピンチに立たされたところで終了。

私生活では、父(小林薫さん)に続いて母・ゑい(和久井映見さん)が死去。臨終の場に、妾のくに(仁村紗和さん)らを連れてくる千代(橋本愛さん)気遣いが健気。かっさまの最後の言葉「寒くはないか。ごはんは食べたか」は、さだまさしさんの「案山子」風だなと。

来週は選挙特番のため、放送は19時10分からに前倒しです。


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