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俳優ノート『妻夫木聡さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2023年冬ドラマ『Get Ready!』に主演する妻夫木聡さん。妻は女優のマイコさん。ホリプロ所属。

福岡県柳川市出身。小学生の時に横浜に転居し、雑誌の読者モデルとしてカリスマ的な人気に。『ザ・スタアオーディション』でグランプリを獲得。天性のスター性とホリプロの戦略であっという間に売れっ子俳優に。『カムカムエヴリバディ』風に言えば、「日向の道」を道を歩み続けてきた印象。

映画だけでも、『ウォーターボーイズ』『ジョゼと虎と魚たち』『悪人』『怒り』『小さいおうち』『家族はつらいよ』『ミュージアム』『RED』『ある男』と出演作多数。役の幅も広がり、アイドル的な人気だった若手時代から、確実に演技派へと移行してきた感。

ここからはドラマを振り返ります。まずは新人時代。『池袋ウエストゲートパーク』(2000年)。主演・長瀬智也さん×脚本・宮藤官九郎さん×演出・堤幸彦さんによる傑作。妻夫木さんは、マコト(長瀬さん)の中学の同級生で地元のヤクザという役どころでした。

池袋を舞台に、果物屋店番兼トラブルシュータ―である主人公の真島誠(長瀬さん)が、ストリートギャング・Gボーイズの安藤崇(窪塚洋介さん)らとともに、次々起こる難事件を解決する青春ミステリー。

今は亡き竹内結子さん主演『ランチの女王』(2002年)を経て、『ブラックジャックによろしく』(2003年)で連ドラ初主演。原作漫画も素晴らしいののですが、厳しい医療現場で打ちのめされる研修医役を、妻夫木さんが熱演。傑作。

エリート街道を歩んできた斉藤英二郎(妻夫木さん)は、名門永禄大学を卒業後、大学病院で研修医として勤めはじめる。理想の医療を目指して人一倍張りきる斉藤だったが、早々に医療現場の矛盾という名の現実に直面することになる。

柴咲コウさんと共演した『オレンジデイズ』(2004年)、深津絵里さんと共演した『スローダンス』(2005年)の二つのラブストリーに主演後、大河ドラマ『天地人』(2009年)に主演。妻夫木さんが演じたのは、「愛」を重んじた武将で、上杉景勝の家臣・直江兼続でした。

上杉家の一家臣でありながら、豊臣秀吉や徳川家康を魅了し、恐れさせた知将・直江兼続。血生臭い欲望が渦巻く戦国の世で「愛」の兜を掲げ、一途に民と故郷を愛し、「義」を貫いた兼続の愛と誇りと勇気の生涯を描いた。

大河以降は映画に重心が置かれてきたようで、連ドラ出演は少な目。『若者たち』(2014年)は面白かったのですが、視聴率的に低迷。『危険なビーナス』(2020年)も演出がちょっと…。同じ日曜劇場枠で放送される『Get Ready!』に期待しています。

蛇足①:ドラマ『silent』のシナリオブック完全版を読みすすめています。ドラマではカットされた部分が、個々のキャラクターの心情を補完していて、まさに「完全版」。この本を読まずして、『silent』は完成しない!はず。

蛇足②:綾野剛さんと佐久間由衣さんが結婚を発表。最初にスポニチが交際を報じたのが2016年でした。たしか綾野さんの事務所は否定していましたが。さて、同じくスポニチが今日報じている、土屋太鳳さんと片寄涼太の真剣交際ニュースの行方は!?→直後に妊娠、結婚を発表。


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