ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(最終回)
鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の最終回「報いの時」。
義時追討の宣旨を出し、兵を挙げた後鳥羽上皇(尾上松也さん)。これに対し、政子(小池栄子さん)の言葉で奮起し、徹底抗戦を選んだ幕府は、速やかに京へ派兵することを決断。
次の大河ドラマ『どうする家康』の主人公・徳川家康役の松本潤さんのサプライズ出演からスタートした最終回。コミカルなシーンも多かったですね。
あっさり描かれた承久の乱における義村(山本耕史さん)に対する「じじい」呼ばわりや、後鳥羽上皇と文覚(市川猿之助さん)の歌舞伎コンビによる島流しシーン、のえ(菊地凛子さん)に毒草を手配したことを義時に見破られた義村が、「女子はみんなキノコ好き」説を嘘だというところとか。
圧巻はラスト、政子と義時の場面。義時は頼家(金子大地さん)を殺したことを打ち明け、泰時(坂口健太郎さん)のために上皇の血を引く帝も亡きものにしようとするのですが…。
毒消し薬を取ってくれと頼む義時でしたが、政子は意図してか偶然か、その薬を落とし。それでもその薬を飲もうとする義時でしたが、政子がそれを袖で拭い。「ご苦労さまでした、小四郎」と政子。
これまであまり興味がなかった鎌倉時代を、一気に身近なものに感じさせてくれた大河ドラマでした。脚本家の三谷幸喜さんもまだ61歳なので、4回目の大河もあるんじゃないかな。期待してます。
余談:昨夜は『silent』最終回をリアルタイム視聴。黒板シーンで『古見さんは、コミュ症です。』を思い出しました。あちらも傑作ドラマでした。
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