ドラマ日記『最愛』&『二月の勝者』&『青天を衝け』&『日本沈没』
連続殺人の重要参考人の実業家・真田梨央(吉高由里子さん)と彼女を支える敏腕弁護士・加瀬賢一郎(井浦新さん)、そして彼女を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平さん)らによるサスペンスラブストリー『最愛』の第8話。大 輝と梨央の両想い&手つなぎの多幸感は、今後の悲劇フラグか。
しおり(田中みな実さん)の遺体が発見され、様々な状況から事件性を疑う捜査第一係長の山尾(津田健次郎さん)。会社に出社した梨央は寄付金詐欺の問題でしおりと後藤(及川光博さん)がもめていたことを知るが、すでに後藤は連絡が取れなくなっていた。
メインキャストの裏の顔が明らかになった今回。後藤は会社のために不正を行っていて、証拠隠滅を図る。梓(薬師丸ひろ子さん)もどうやらそれを知っていた様子。山尾は部下を潰して出世してきた男と判明。そして、さらに怪しい藤井(岡山天音さん)の動き。
一方、実家から届いたというどぶろくを梨央に差し入れに来た大輝は、帰り際に「先のことを考えたい相手は他にはおらんで」とほぼプロポーズ。梨央もそれに応えて二人は手つなぎ。しかし、昭(酒向芳さん)の殺害現場に残された特注のボールペンを所有する5人が判明し…。いよいよ残り2話。
カリスマ塾講師・黒木(柳楽優弥さん)を主人公に、中学受験をリアルに描きつつ、そこから見えてくる現代社会の問題に切り込む人生攻略ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』の第8話。黒木が過労で倒れました。
桜花では生徒の保護者面談が行われ、各家庭の希望や事情に合わせて常に完璧なプランを提案する黒木。それに加えて校長の業務や無料塾・スターフィッシュの運営も抱えている黒木は、連日人知れず夜遅くまで仕事を続けていたのですが…。
第5話に続いて生徒・島津順(羽村仁成さん)とその家族を中心に描かれた今回。順の・弘(金子貴俊さん)のモラハラが引き寄せたトラブルで警察沙汰に。母・優子(遠藤久美子さん)と順は家を出て、優子の実家に身を寄せることに。
離婚を決意した優子ですが、そうなるとこれまでのような中学受験は厳しく。一度は受験を諦めると口にした順でしたが、黒木から開成中学の奨学金制度について聞き、再び開成を受験したいと決意を新たに。「開成会道灌山奨学金」という本当にある制度みたいです。
“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第38話。今回は朝ドラ『ひよっこ』の三男でお馴染み、泉澤祐希さん演じる渋沢家の嫡男・篤二がフィーチャーされた回でした。
栄一や昭武(板垣李光人さん)、旧幕臣たちが集い、東京開市三百年祭を開催し旧交を温める。一方、栄一の気がかりは、静岡に引きこもる慶喜(草彅剛さん)のことだった。そんな中、息子・篤二が過ちを犯す。
財界でますます活躍する栄一の後継者としてのプレッシャーや、母・千代(橋本愛さん)を早くに亡くし、愛情に飢えていたためか、芸者遊びを抑えられない篤二。熊本の学校の寮に入れられますが、そこも芸者と駆け落ち騒動。結局、血洗島での謹慎となります(結婚後、また芸者問題で廃嫡)。
一方、慶喜(草彅剛さん)の名誉回復のために、伝記をつくりたいと申し出た栄一でしたが、受け入れられず。しかし、日清戦争勝利後、ついに慶喜が静岡から東京へ帰還。実に30年ぶりのことで、感慨深いものがありました。
小松左京さんによる不朽の名作を、2023年の東京を舞台に描く『日本沈没-希望のひと-』の第8話。当初はヒール役だった副総理の里城(石橋蓮司さん)が大活躍。
日本沈没が日本国民と全世界へ知れ渡る…。中国の怒りを買った日本の移民交渉への道は閉ざされた。一方、国内では国民の政府への怒りが日増しに高まっていた。
絶体絶命に追い込まれた日本でしたが、天海(小栗旬さん)が「ジャパンタウン構想」という大胆な案を思いつきます。里城が元国家主席と40年前から培ってきたパイプにより中国との交渉が成功。各国との交渉もいい方向に向かいました。
リアルな中国で天安門事件が起きた1989年、日本は中国よりもはるかに経済大国だったことを思い出すエピソード。「ジャパンタウン構想」を受け入れた中国が、その後も約束を守ってくれるとは限らないという意味で、微妙なというか楽天的過ぎる話ではあります。
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